

40年以上、年期の入った
他人に決めてもらう
他人の責任にするという
その生き方は
やっぱりまだまだ揺らぐけど
歯を食いしばって
自分の中の肥溜めを直視する思いで
どうしようもないくらいの、
自分のろくでなしさを受け入れた。
天まで登るプライドの高さを
自らへし折った。
降参してそれを受け入れた。
他人のせいにするのはやめて、
全部自分の責任だと腹をくくった。
本当に、あたしって
どうしようもねーやつだ。。。
と、落ちるとこまで落ちて
いい子ぶって隠していた
どす黒い本音を全部吐き出したら
いい人だと思っていた人たちの
どす黒い部分も見ることになった。
不思議なのが、
がっかりとか失望とかじゃなくて
人間ってみんなこうだよなあ
みんな、おんなじだなあ
上とか下とかないんだよなあ
っていう安心感と。
人間が好きになったというか
どんな人の黒い部分も
これが人間臭さだって
かわいいなって
感じるようになった。
すると
今まで死んでも
ビクともしなかったオセロの黒が
ひとつずつ
白に変わっていくという奇跡を
目の当たりにしている。
「あなたは私にとって大切だよ」
という声をかけてもらうようになった。
今日で二人目。
自分が自分の弱さや卑屈さを
丸ごと認めたからかな。
今までは
どいつもこいつも
私をぞんざいに扱うんじゃねーよ!!!
という扱いをされる
被害者意識でいたから
大事にされても
感謝がなかったし
当たり前だと思っていた。
今までは自分の中に
甘やかしてくれる自分だけを置いて
怒ってくれる
正してくれる
という自分がいなかった。
さんざん甘やかされたからこそ
現れてくれた「厳しい自分」
それは今までの
ただ自分を責めて
自分をイジめてっていう
そういう自分ではなくて
愛の鞭を打ってくれる自分。
本当にここのところ
出産以降一番しんどかった。
真っ暗なマンホールに
突き落とされたみたいだった。
でも、やっと乗り切れた気がするよ。