前回少し触れたNISAの出口戦略について
我が家では私は一般NISA、夫は積立NISAにしています。
今は『投資を始めるならまずは積立NISAから』というのが定番なようですが、私がNISA口座を開設したときは一般NISAしかなかったことと、資産の投資比率を上げていきたいと思っているので上限40万円の積立NISAではなかなか投資比率が上がらないためです。(我が家の2021年6月末時点の資産集計では約95%が預金でした
)
)一般NISAなので上限120万円の投資枠があるのですが、問題は非課税期間が5年しかないこと。
※以下、自分の整理のために調べた内容をまとめますが、正確な内容は信頼できる情報源をもとにご確認ください。
非課税期間経過後は①非課税期間内に売却する②課税口座に移す③ロールオーバーする、のいずれかになります。
5年後に利益が出ていた場合①売却で利益確定するのは簡単です
でもすぐに現金が必要な状況ではない場合、せっかく投資資産を増やしたのにまた現金比率が上がってしまうことになりますね
新たな投資資金に回すことはできますが、私は積立投資を基本にしているのですぐに元の比率に戻すことはできません。
でもすぐに現金が必要な状況ではない場合、せっかく投資資産を増やしたのにまた現金比率が上がってしまうことになりますね②課税口座に移した場合、移管時点を基点としてさらに値上がった分に対して課税されます。
例)NISAで買付時を100として5年後に120になっている状態で課税口座に移管し10年後に150になった時点で売却すると、課税されるのは150-120=30に対してとなります。
この場合、NISAの非課税の恩恵がなくなることはありません。(最初から課税口座だった場合は150-100=50に対して税金がかかるので。)
同じ例で10年後に110になっていた場合、110-120=-10なので課税はされません。
この場合、なんとなく損したような気持ちになりますが元々の原資は100なので損はしていませんし、当初より減ったとはいえ⁺10に対する非課税メリットも享受できています。
同じ例で10年後90になっていた場合は非課税関係なく損失です
当たり前ですね
とりあえず、移管時点で損失が出ていなければ、課税口座に移しても非課税枠自体の恩恵がなくなるわけでない、ということですね。
では逆に5年後にマイナスになっていた場合、①売却したら当然損失が出ます

②課税口座に移管した場合、移管時点の評価額が原資とみなされてしまいます。
例)NISA買付時100だったものを5年後80になった状態で課税口座に移管すると、その後100まで回復して±0になったかと思いきや、100-80=20の利益があるとみなされて課税されてしまいます。これでは結果的に手元に戻ってくるお金はマイナスです
10年後120まで値上がりした場合には利益は出ますが、120-80=40に対して課税されるので非課税口座で買い付けたメリットは全くなくなります。結果手元のお金は増えていますが損してる気分
こちらに詳しく説明があります↓
そもそも投資なので、課税・非課税関係なく損失が出る可能性はあります!
ただ、NISAで非課税メリットを受けようと思っていたはずなのに、移管と売却のタイミングによっては損失×課税のダブルパンチ
になる可能性もあるということです
になる可能性もあるということです何も手続きしないでいると自動的に課税口座に移されてしまうのでくれぐれもご注意ください!
長くなったので②に続きます。
ふるさと納税のオススメ品
