更年期治療の指針を調べたかったので

http://ameblo.jp/draa/

青木先生の御紹介で
”アンチエイジング医学”の雑誌を購入して見ました。



更年期治療の事はまた場を改めて書く事として
私が興味を引きましたのは
”中年期・老年期女性におけるセックス”という特集です。


とくにラストステージの性に向けての項目では
死を迎える老年期には、若い頃の性交渉とは違う
スキンシップが精神的な安定感につながるとのことです。


ぬくもりと言うのは心を落ち着けさせてくれます。
犬や猫や動物たちを見たり触ったりするだけでも
気分が柔らかくなりますものね。


まして好きな相手なら、側に居て触れ合う事は
心を安定させて幸せな気持ちにさせてくれます。


人生のラストステージまで性を手放さない事が
心の張りにも、精神的な安定感にも大切だと思われる。
と書かれています。


我が家の母親も末期、痴呆気味になってしまったのですが、
自宅介護の時訪れる若い介護師の男性に恋心抱いちゃって
来る日は、口紅付けて、なんて姉に頼んでみんなみえみえの
そわそわ感を苦笑していたのですが、

私は最後に生きる張り合いが出来て楽しみが在った事が
良かったなと思うのです。


献身的に介護していた父も側で見ていて、苦虫でしたが
全て飲み込んで許して愛していた事をそれはまた
懐が大きいなあと尊敬してしまいました。


老人になったからといって、心まで老人になるわけじゃあ
ありません。心は若いまま身体だけ衰えてしまうのです。
老人の恋愛感情は生み出す事が無いためか”恥”という
感覚で捉えられてしまうけど、
本当はごく自然な心なんですよね。


http://thoughts.asablo.jp/blog/2009/07/06/4415999


こちら”気がつけば82歳”とても素敵なブログです。
(ぐぅさんのブックマークから見つけさせていただきました)


「若さ」という言葉に思うこと。
最近続けてサムエル・ウルマンの「青春」という詩を読む機会があった。
「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。・・・」
から始まって若さとは肉体の外見の美しさではなく、
「たくましい意志、ゆたかな想像力炎える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう」と続く。
そして「年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。」


人を愛するという感情は、幾つになっても生きる支えに
なります。


愛するという事は希望です。


そして希望があることこそ、よりよく生きるための
原動力になるのだと思います。


老人ホームではホームでの性が絡んだ恋愛をタブー視
しますが、出来れば見てみぬフリをして
老人の生きがいを排除するようなことで
抜け殻にしないようにして欲しいものですね。