お疲れ様です☺️
ALSの主人を在宅で介護しております。
発症し、5年目になります。
台風接近を目前に呼吸苦を訴える主人。
発熱もあり、spo2も低い。食事も水分も取れなくなった為、訪看さんの助言もあり、救急車搬送しました。
救急車の中で酸素3L使用しで即入院となりました。
個室で付き添いを希望したら、たまたま娘が勤務している病棟になりました。
(娘が勤務している病院の脳神経内科がかかりつけなのです)
対応して下さった救急外来のDrより、深刻な面持ちで「現在酸素をしていますが、検査の結果CO2ナルコーシス(二酸化炭素と酸素のガス交換が上手く出来ない状況)を起こしている為呼吸状態が更に悪化し、気管内挿管が必要になるかもしれませんがどうなさいますか?」
今の今まで主治医からは胃瘻、気切の話はまだでしたので、こちらからも本人に確認した事がありません。確認する勇気がまだありませんでした。
突然の選択を迫られましたが、苦しんでいる主人の前で、
「家族皆んなの意見としては今後、胃瘻も気切もして在宅で介護をするつもりでいますので、もちろん挿管をお願いします。
お父さん?それでいいよね?」
と確認すると、ゆっくり頷きました。
この日の夜からBIPAPを開始することになりました。
大変な毎日が始まりました。
モニターが装着され、点滴、BIPAPをしているので、体位変換のたびに様々なアラームがなり、ルートが絡まり、イライラがつもり、不穏状態になりました。ICU症候群に陥りました。
楽な姿勢、ポジショニングがみつからず頻回に体位変換をしても、寝付けず吸引と体位変換、そして点滴を1500ml/日施行していたのでオムツ交換も頻回。一連の行為を15分おきに繰り返したでしょうか。
娘が所蔵している病棟である事がかえって気を遣ってしまい、NSコールも押せませんでした。
付き添って居なかったら、きっとコール対応してもらえなかったでしょう。
いや、対応しきれません。。。
睡眠安定剤を処方してもらいました。今夜こそはゆっくり寝よう。
私の疲労もピークに達していました。
21時に与薬し、いびきが聞こえ、ホッとして私もソファに横になろうとした瞬間、
「助けてくれ!誰かがこっちにくる!怖い、怖い」とベッド柵をガタガタ揺らしはじめ、
なにやら英語のような韓国語のような言葉を呟いたり、泣き出したり。。。幻覚や幻聴の副作用が出てしまったようです。
さすがに看護師をよび、一晩中マッサージしたり
体位変換をして朝がきました。
「奥さん、1人で頑張らないで下さい。頼って下さい」
と私よりかなり若い看護師さんにそう言われて泣いてしまいました。
朝になり我に戻った主人は、
「もう疲れた。早く死なせてくれ。気管挿管等したくない。麻薬か何か安楽死でおねがいします。それでもういいから、お母さん、ごめん」
と話しはじめました。
もう頑張ろうよとは言えませんでした。
かなり辛かったのでしょう。
可哀想に。。。
なんて残酷な病気なのでしょうか。
身体も心まで壊してゆく。あんなに元気で優しかった主人が主人でなくなる。
娘と一緒に一生分泣きました。
まだまだずっと側にいてほしい。。。
長々と読んで頂きありがとうございました☺️