お疲れ様です。
ALSの夫の介護をしております。

昨年9月から始めたブログ。
ご自分が闘病者であるにもかかわらず、介護者であり、そして医療従事者である私を励まし続けて下さった真喜志さん…
本当に感謝しかありません。ありがとうございました。真喜志さんのご冥福を心よりお祈り致します。
ご家族の皆様、どうぞご自愛ください…


4月22日、義父さんが5年の闘病の末亡くなりました。

ANCA血管炎という指定難病で主人がALSの初期症状がで始めた同時期に発症しました。
血管が炎症を起こす事により全身の細い動脈や静脈、その先に繋がる毛細血管が傷つけられ、様々に症状をきたす病気です。治療としてはステロイドのパルス療法しかなく、高齢者には負担が強い治療です。



義父は間質性肺炎と腎障害により血尿が続き、入退院を繰り返していましたが、今年に入り膀胱癌が発覚し放射線治療をしていました。


治療終了後在宅復帰の為、訪看、訪問リハビリ、ヘルパーさんなどの他職種とで担当者会議を済ませて、退院まで後3日という時にコロナに罹患してしまい、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

コロナが第5類になってからも11月に入院してからこれまでずっと院内は面会禁止の状態だったので、私達が面会できたのはもう危篤の状態になってからでした。

自分の病気の事より、入院してからもずっとずっと最期の時まで主人の事を心配していた父。


悔やまれて仕方ありませんが、コロナに感染した時から最期、退院する時までのスタッフの方々の対応があまりにも丁寧だったので、家族皆、
感謝の気持ちでいっばいでした。

主人もかなり気を落としていましたが、
葬儀の時には何とか最後まで出席できました。


休職してから初めて公に場に出た主人の姿に親戚、地域の方々、職場、友人、皆驚き、中には涙される方もいらっしゃいましたが、
闘病中の姿をさらけ出した事で何か吹っ切れて
デイサービス(リハビリメイン)の参加や買い物にもいきたがるようになりました。 ホッとしました。


今まで何とか頑張っていた私も、
父の介護、別れ…そして精神的にも落ち込み、進行も進んでいく主人の姿を見ているのも辛くなりしなくてもいいケンカをしたり、言わなくてもいい事を言ってしまったり。



こんなに努力して頑張っているのに、前向きに歩こうとしているのに、神様は何でこんな酷い事をするのだろう。どうしてうちの主人なの?
何でALSなの?
よく、「神様は乗り越えられる人だからこそ試練を与える」という感じの事を聞きますが、
そんなのどんな人間だって、辛いものは辛い…乗り越えられないよ。

でも、
どんなに泣いても叫んでもまた変わらず明日はやってくるのだし、涙をふいて起き上がって歩いて行こう。主人は私が守ると決めたのだから。



義父がこれからもずっと見守ってくれると思います。お義父さんありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。


最後まで読んで下さりありがとうございました😭