イベントレポート「かぶこ」の「かぶき紙人形劇とぬりえを楽しもう!」 | 拝啓、ステージの神様

拝啓、ステージの神様

ステージには神様がいるらしい。
だったら客席からも呼びかけてみたいな。
観劇の入口に、感激の出口に、表からも裏からもご一緒に楽しんでみませんか。

拝啓、ステージの神様。
ぬりえ、やりたくなっちゃいました。


各地でこどもの日のイベントが目白押しだった5月5日。

歌舞伎座の地下1階、木挽町広場で開催されたイベント
こどもの日特別企画「かぶき紙人形劇とぬりえを楽しもう!」に潜入しました。
 

これは、歌舞伎ライターの関亜弓さんとイラストレーターの瓜谷茜さんの二人組ユニット「かぶこ」の企画・運営によるもの。
「かぶこ」は赤ちゃんと一緒に楽しむ歌舞伎イベント「かぶこっこ」をはじめ、ビギナー向けの歌舞伎イベントを数多く手掛けられています。

 

さて、休日でにぎわう木挽町広場の一角に、なにやらピースフルでカラフルなテーブルがあります。

 

参加者はまず、5人のキャラクターの中から好きなものを選びます。

このキャラクターとは6月に歌舞伎座 昼の部で上演が予定されている演目「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」に出てくる登場人物。

左が主人公のお三輪ちゃん。

時計まわりに蘇我入鹿の妹 橘姫。

淡海の父・鎌足の使者 鱶七(ふかしち)実は鎌足の家来金輪五郎(かなわのごろう)。

大悪人 蘇我入鹿(そがのいるか)。

イケメンの求女(もとめ)くん実は藤原鎌足の息子 藤原淡海(たんかい)。


イラストレーター 瓜谷茜さんのお手本、パステルで仕上げで、なんとも愛らしく、また色っぽい……。

で、参加者のお子さんたちはと手もとをのぞいてみると、、、



兄弟で共同作業したり、隣は気にせずひたすら集中。

迷うことなく塗る、ぬる、ぬりまくる~。




世界に一つの登場人物になっていくわけで、
お衣裳さんが見たら嫉妬するんじゃなかろうかというほどに

ビビットな作品が出来上がっていきました。


出来上がった塗り絵は、ハサミで切り抜いて

こんな感じの腕人形に出来ちゃいます。
っていうか、切り取り上手~~。こちら小学3年生のお子さんでしたが、

本当にていねいな仕事で驚きました。

と、楽しいのはこれだけではありません。
3階 花籠に場所を移して、今度はお待ちかねのかぶき紙人形劇のはじまりはじまり。
「かぶこ」のお2人が、この「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の「三笠山御殿の場」のダイジェスト版を紙人形で演じて見せてくれるのです。

先にぬりえを済ませたお子さんの中には、キャラクターを腕にはめながら鑑賞している人も。

「かぶこ」のお2人、黒子姿でご挨拶。


ご存じ、歌舞伎と言えばの定式幕も。




え、これって三角関係!?

蘇我入鹿はやっぱりビジュアルがこわい~~。

あ、お三輪ちゃんが・・・・・・。


終演後にこっそり寄りで撮らせていただきました。

「案外、ストーリーわかりやすかった!」
「これを見たら本物の歌舞伎も観てみたくなる!」

配られたガイドのおかげもあって、大人からもこんな声があがっていました。
何より自分がぬりえしたキャラクターが実際に動くところを観てみたい、そんな風に感じたお子さんも多かったのではないでしょうか。
もちろん、すぐには無理かもしれません。

でも、こんな体験があったら、

歌舞伎=難しいもの、

歌舞伎=敷居が高いもの、

歌舞伎=大人というか、おじいさんおばあさんが観るもの(笑)

というイメージにとらわれなくて済みそうですよね。

たまーに歌舞伎を観にいく私自身も、上演前に紙人形で観れたら

もっと楽しめるかも…なんて思ってしまいました。

今後の「かぶこ」さんの活動では、

「隈取りオムライス食べよう!」とか、

親子で楽しむ観劇会「託児観劇デビュー in 国立劇場」など、

ワクワクする企画が目白押しのようです↓↓