メディアリテラシーって? | よつばのクローバー

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ツマ19年生、ハハ17年生、ニンゲン45
年生な私の日常♪( ´▽`)

みなさんこんにちは!

震災から3週間目に入りました。
疲れが出たり、カゼをひいたりされていないでしょうか?

私は昨日、仕事中に少々理不尽に怒鳴られて
(私の対応も忙しい最中だったため不親切だったのでしょう)
凹むまいと思いながらも夜になっていっきに悲しい気持ちに
心を支配され、しばらく号泣して周りの
人を心配させてしまいました。

おかげで今朝はすっかり元気になり、折れた心もくっつきつつ
あります。

周りのみなさんのやさしさに助けられています。
ありがとうございます。


私もお気に入りに登録していますが、郡山の原市長が
アメブロでお考えを述べていらっしゃいます。


本来なら公共のテレビやラジオの電波を使って、子どもから
年配の方までに向かって、市長のお考えや市政を今後どうして
いくかというお話をしていただくのが一番県民・市民を安心させる
行動だと思います。
それと並行しながら、放送では伝えきれない細かい部分を
このようなブログを通じてさらに市民に思いを伝えるという
ことはやらないよりずっとよいと思っています。

「メディア・リテラシー」というコトバをご存じでしょうか?
ウィキペディアによると

**************************
情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報 を引き出し、
その を見抜き、活用する能力のこと。
「情報を評価・識別する能力」とも言える。
ただし「情報を処理する能力」や「情報を発信する能力」を
メディア・リテラシーと呼んでいる場合もある
**************************

ただ、流されてくる情報を鵜呑みにして、その真偽を確認する
ことなくいたずらにおびえたりパニックを起こしたりするのでは
なく、真偽を見抜き評価・識別する力を持とう!ということ。

セミナーや研修などで少しかじった程度ですが
今まさにこういう事態にこそ必要な力なんですよね。


一通りの風評が県内、いや全国に流れている最中
脳機能を研究していらっしゃる東北大学の川島隆太教授
のページを閲覧しました。

自ら被災地にあって、原発・放射能問題について
とても切り口鮮明にお書きになられています。

もし、お時間あってご興味のある方はお読みくだされば
幸いです。

もちろんスルーしてくださっても構いません。


リンク先


川島先生からのコメント

2011.03.25
多くの学会がやっと騒ぎの沈静に動き出したのはご存知の通りです。

関東に放射能が飛んで行ったことにより、「被災者」の範囲が広がったからでしょう。

放射能に関する騒ぎを早く収束させ、被災地の復興に向けて

全力をつくせる体制を作るべきと思っています。

専門家が出てきてくれましたので、これ以上騒ぎが拡大しないようであれば、

私からのプロパガンダは今日でお終いにしようと思います。

基礎研究を社会還元しようとする活動を続けてくるなかで、

いつの間にか科学情報リテラシーについて考えるようになっていました。

本当の意味で専門家でもない人間がでしゃばったこと、

これまでの私の行動で迷惑をかけてしまったか方々が

少なからずいらっしゃること、本当に申し訳なく思っております。

なにとぞ非常時ということで看過していただきたく存じます。


日本核医学会 http://www.jsnm.org/

日本放射線医学会 http://www.radiology.jp/

日本産婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/


2011.03.24
メディアは危機感を煽り立てますが、今回の福島原発騒ぎに踊らされたり、

自ら風評を広めるたりしないようにしましょう。

福島県のホームページから、福島市の環境放射能濃度の変化を調べてみてください。

放射能濃度は、ヨウ素131の半減期8日よりも速いスピードで減衰していることがわかります。

福島市が、他の都市より特別高いのは風向きのせいですが、

ヨウ素131の半減期よりも速く減衰してみえるのは雨によるウォッシュアウトのせいでしょう。

ここから読み取るべきは、今回の放射能汚染の主役はヨウ素131であること、

最後の爆発以来、原発からは放射能はほとんど外に出てきていないこと、

このままトラブルが無ければ、あと数週間で今回の馬鹿騒ぎは何だったのかと

笑えるようになることの3点です。

本学の北村教授が環境中のセシウムの濃度の経年変化を記録したデータも

ネット上で手に入ります。今、一過性に多少セシウムが降り注いでいますが、

これは未曾有の出来事でもなんでもないことが良くわかります。

面白いことに、チェルノブイリの事故が何年に起きたか、グラフを見るとすぐにわかります。

この時は全世界に、今回の福島とは比較にならないくらい結構な量のセシウムが

降り注ぎました(ヨウ素は減衰して届きません)。

でも日本では特に何事もなかったのはご存知の通りです。


被災地でも被災者でもない在京のメディアが、面白おかしく番組や記事を配信し、

自らが先陣を切って社会不安をあおり、自分達の飯の種を自分達で作り出そうと

していることに乗せられてはいけません。



2011.03.23
「ただちに健康に影響を与えることはない」をどう考えるか

政府から現在の空気中、野菜や水などの放射能濃度に関して、

ただちに健康に影響を与えることはないと連日のように発表されます。

これは、学者、官僚、政治家が自己保身のために言っている定型句です。

確率的には影響はゼロではないと、考えるよう科学者達が勧告しているため、

影響がないというと非難をされるのです。

しかし、試しに、危険性があると言っている科学者に、

ではいつどのような影響がどのような確率で起こるのですか?その根拠は何ですか?

と聞いてみてください。

タバコの被害は、疫学で健康に与える影響が計算されていますが、

微量の放射能による被害は、確固とした疫学データはありません。

科学者を含めて、推測の世界で過敏になっているだけです。

基準値を超えた放射能の付いた食品の出荷をとめるのであれば、

タバコの出荷を止めた方が明らかに国民の健康に良い影響があります。

わが国民は、現在、東京から避難を始めるほど、

情報リテラシー能力が低いことに寒気を覚えます。

このURLを全国の友人に伝えてください。

そしてその友人からも広めてもらうようお願いしてください。
こうした風評被害の結果、いわき市自体に救援物資が届かないといった

ひどい状況になっています。

石油を積んだトラックが茨城との県境までしか来なかったりしているそうです。

私達は大学人として、科学に携わるものとして、風評をいさめる行動をしなくては

いけません。間違った風評には、正しい知識の風評で対抗しましょう。


2011.03.20
22日よりNMDグループが7TMRIを使った研究活動を開始します。

我々はいつまでも被災者として下を向いてはいません。

我々の研究室が東北大学復興の狼煙をあがることができるのを誇りに思います。


同時に、ラボの医師は病院や避難所などでの医療活動を行っており、

避難所への救援に入っているメンバーもいます。心強く思います。

福島原発事故による放射線障害を恐れて他の地域に逃げ出す人がたくさんいます。

専門家は科学者としての良心から、「絶対に」安全とは言いません。

ではどの程度危険かというと、。
避難される方に老婆心からのコメントですが、国内はどこに逃げても似たり寄ったりです。

是非、海外へお逃げください。ただし、その際に飛行機を使うと、

現在国内に留まっているよりもたくさん被爆しますので、船を使うと良いでしょう。


2011.03.22
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110321t73060.htm
は、一昨日、私が河北新報に緊急投稿した記事です。