予期せぬ出来事 |   kitchen aki 美味しい毎日

  kitchen aki 美味しい毎日

kitchen akiを始めて早や6年、たくさんの方に出会い、助けられここまできました。ゆっくりマイペースでやらせいただいているのに、こんなに続けられて感謝の毎日
相変わらずいろんなことに好奇心いっぱいのakkoさんですが今はなかなかできません。
 

支笏湖までは順調なドライブだった。

ところが支笏湖から定山渓に向かう道は山の中を走るので、結構カーブが多くて慎重に走っていたのだが、助手席に座っている彼女がなにも言わなくなった。
"どうした?気分悪い?"

"うん、なんかちょっと酔ったみたい。休めるとこある?"

"わかった、すぐ止めるから…"

車から降りたらすぐにもどしはじめて、しばらく立ち上がれない

"大丈夫? ゆっくり休憩していいよ、薬は飲んだの?"

"それが忘れた。北海道の道は広くて真っ直ぐばかりと思ってて…  山道がだめなのよ"

そんなこと今頃言われても
初めからわかっていればすごい遠回りでも高速通ったのに  と心で思ったけど言えなかった。

"もう大丈夫だから"という彼女の言葉を信じて動き出したけど10分も経たないうちに
"ごめん、止めて"

車酔いのしんどさは私もわかっているので、なんとかしてあげたいけど、どうすることもできない。
まったく知らない土地の山の中。私も早く抜けて町に出たい。焦るけど無理に動かせない。

現在15時  あと1時間はかかる。
とりあえず旅館に連絡いれて状況を話して遅くなる旨を伝える。

30分ほど休むと大丈夫というので、また出発

でもまただめ。

"救急車呼ぼうか?"

"いや、とにかく車に乗れない。少し歩かせて"

歩くって言ったってこんな山道、もちろん舗装はされてるし、車も通っている国道だけど…

歩いていける距離じゃないし

車に乗っているより歩いている方が楽という彼女の言葉で、少し歩かせてみる。
私が車の中から見える距離まで離れると車を動かして彼女の先で止まる、
彼女が車を超してまた100mほど行くと私が追いかける
というのを3回ほどして、車に戻ったけど、

"ごめん、すごいきついだろうけど、なんとか走らないとどうしようも出来ないから、車で吐いていいから、どんな姿勢でもいいから、がまんして。
ちょっと走るわ。
30分ほどで街にでたら、病院か、薬屋に入るから"


この時17時  だんだん薄暗くなって私も不安いっぱい。

ようやく街の灯りが見えた時は本当にほっとした。
ドラッグストアを見つけて飛び込む。

なんとか薬を飲ませて少し休ませる
車酔いの薬に即効性があるのかないのか…

旅館に2度目の連絡を入れると心配されたけど、夕食は8時までですので、それ以降はお出しできませんので

とのこと。なんか冷たい言い方

30分ほど休ませて、あと15分ほどだから頑張れる?と励ましながら、車を出したが、15分が持たず、また降ろしてと
また降ろして歩いてまた乗せて…

やっとのことで旅館に着いたのが8時過ぎ
なんとか部屋まで連れて布団にバタン

"お医者さん、呼ぼうか?"

"ううん、大丈夫。とにかく寝かせて"

疲れた〜!

彼女を一人ゆっくり寝かせるために
何か食べようと食堂に行ったら時間だいぶ過ぎていたけど用意してくれた。
なんか大変な一日になった。明日から大丈夫か不安になる。