迷子の老婦人 |   kitchen aki 美味しい毎日

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kitchen akiを始めて早や6年、たくさんの方に出会い、助けられここまできました。ゆっくりマイペースでやらせいただいているのに、こんなに続けられて感謝の毎日
相変わらずいろんなことに好奇心いっぱいのakkoさんですが今はなかなかできません。
 

2007.5.6(sun)くもり雨

 朝からはっきりしない天気です。

でも暑くないので、庭仕事にはちょうどいいかも・・と思って垣根の手入を

していると色んな人が通りすぎて、そのたびに声をかけてくださる。


”きれいに咲いていますね・・”

”ご精がでますね・・”  などなど


、暇そうな人は結構居座られる。

こっちは早く済ませたいのだが・・何分褒めてくださるので、むげには

出来ず適当に話相手になっていました。


そんなときに一人の老婦人が散歩の途中か、ゆっくり歩いてこられ

、ちょうど我が家の前あたりで、ブツブツ独り言が聞こえる


”おとうさん~はやくむかえにきてよ~”

”どこにいるかわからんよ~”


と聞こえるのです。


えっつ、ひょとして・・と思い思わず声をかけました。


どうしました?”

”ご主人と待ち合わせですか?”


”え~?よくわからんです。  家の住所?  おぼえてないです。

 スミマセン、スミマセン! かえります・・・・”


家わかりますか?おうちの人にお迎え頼みましょうか?

電話はわかりますか?”


結局住所も電話も名前も分からないとおっしゃるので、

警察に連絡することにしました。


どこの担当かわからないので「110」番に電話しました。

すぐに出ますね さすがに

色々聞かれたのですが、今外で会ったばかりなのに、洋服の色

なんかも覚えていないんですね

いいかげんです。似顔絵も書けません。情けない


”今ね。おまわりさんに連絡したので、しばらくここで待ちましょうね”


”すみません、すみません。わたしかえります。”


”ちょっとだけ待ちましょうね~。警察の人に連れてかえって

 もらいましょうね”


”あの~おしっこがしたいんですが・・”


”ああ、そうだったんですか。どうぞうちの使ってください”


”いいです、いいです。  すみません、すみません”と

しり込みされていたが、トイレの我慢は大変と思い、なんとか家のトイレに


ついでに家のソファで休んで待つことに


10分ほどしてやっと近くの交番からおまわりさんが来られた。


ゆっくり話しを聞いていくうち

名前も年齢もなんとか思い出し、ご主人の名前もはっきり覚えておられた。


住所も言えたのですが、電話番号まではわからず、番号案内に住所で

問い合わせるも該当者がいなくて、


住所が分かっているのなら家まで送って行きますとおまわりさんが

話しているその時に連絡があり、近くの老人ホームから迷人の連絡ありと・・・

身なりなどから本人のようだからと、ホームから迎えに来るとのこと


またまた10分ほどして、今度はホームの人が車でお迎えに


”有難うございました。” 昼ごはんのときにいないのに気づき、

近所を探していたとのこと


う~ん?昼ごはん・・?今もう2時だよ・・と思いましたが、いいませんでした。


住所は以前住んでいたところでした。

ご主人が亡くなられてこのホームに入られたそうです。


自分の名前は忘れてもご主人の名前は言える。

本籍も以前住んでいた住所も覚えているのに今のホームの名前は

言えない(いつ頃替わられたか、わかりませんが)


少し切ない気持ちになりました。



まだ認知症というにはしっかりしておられました。


我が家は主人の母が長く認知症で大変でしたので、

このご婦人などは、まだまだお元気でした。


でも人事ではありませんね

いつ自分もふと名前を忘れたり住所を間違えたり・・・

(もう住所時々わからなくなる時があります。うん何番地だったけ、

何丁目だったけ・・なんて 

しょちゅう住所が変わるでしょう。こんがらがるんです)・

なんて言い訳ですが。



でも無事帰られてほっとしました。

1時間ほどの出来事でした。