秋の香りは・・・ |   kitchen aki 美味しい毎日

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相変わらずいろんなことに好奇心いっぱいのakkoさんですが今はなかなかできません。
 

2006.10.13(fri)

最近ほんとに爽やかな秋晴れが続いていますね。

一年のうちで一番過ごしやすい季節かもしれませんね。


この季節散歩していると、秋風にのってふと、熟れた水蜜桃のような甘い香りが

混じっていることに気づく方も多いことでしょう


そう金木犀が咲きはじめましたね


きょうはこの金木犀のこと

この我が家(借家ですが・・)も一本、金木犀の木があります


この金木犀  常緑樹で春の芽出しも秋の紅葉もなく、他の季節は濃い緑の葉を茂らせて

いるだけの地味な存在です

でもこの秋のひとときだけ、日本中の人々が香りを楽しみ、かわいいオレンジの花を愛でます。



原産地

 中国南部桂林地方

  ちなみにこの『桂』は中国語で「木犀」を指します。

学名

 オスマンツク(オスマンサス)  英語ではFragraolive, osmanthus fragrans

といわれます。「芳香」と「花」の合成語で「芳香のある花」に由来しているようです

花言葉

 真実・高潔・謙遜


この木は雄、雌異株で日本には雄株しか渡来しなかったといわれ、結実はありません

挿し木で殖やします。


この金木犀、大気汚染には大変弱く空気の汚れているところでは花がつかないことが

多く、大気汚染の指標植物とされているそうです。



この花を集めて

 「桂花陳酒」を作ってみましょう

   

  金木犀の花  1C

氷砂糖  1C

ホワイトリキュール  750ml


①金木犀の花は三分から五分咲きくらいのものを木から直接摘み取る

      ざるに入れ、水を張ったボウルの中で振り洗いをして、ペーパータオルでよく水気を

      吸い取っておく。

     ②広口びんを熱湯消毒しておく

     ③氷砂糖、花、リキュールの順番で入れ、静かに振り混ぜる

     ④冷暗所に置き時々振り混ぜながら香りを移す。一ヶ月たったら中の花を

       取り除き、その後半年以上熟成させるとマイルドな風味のお酒になります



お酒の苦手な方はこちら

 「金木犀シュガー」


     ①花は同じように洗っておく。ペーパータオルの上に花を広げ一日陰干しにする

     ②次の日、容器にグラニュー糖を入れ、花を混ぜいれてふたをして保存

     ③砂糖の中で香りといっしょに水分が吸い取られて自然に乾燥する

     ④紅茶や中国茶に加えると、金木犀のフレーバーティーになります。