おはようございますm(__)m
インスタグラムにはちょっと載せたのですが、
言葉で残したくて、ブログにも書きたくて、書きます。虫が苦手な人は写真を見ないでください。






今年は初めて
カブトムシのつがいをもらいました。


去年ももらうかどうかを迷ったのですが、
まだ子どもたちが虫の世話をできそうにはないなと思い、もらいませんでした。




今年は心も体制も整え
満を持して、カブトムシの飼育を始めました。




「自然には勝てないけれど、うちに来てよかったと思ってもらえるようにお世話をしよう」と最初に決めて。




7月初めにもらってきて
二人とも興味津々。
オスを「カブ」、メスを「ブト」と名付けました。
もともとは虫が苦手で、最初はカブトムシに触れなかった子どもたちも

世話をしていくうちに平気で触れるようになりました。



毎日声をかけ、虫かごをふき、
餌を交換しました。



7月には飛行機で沖縄に行ったのですが
預け先もないし、何日も留守にしたら死んでしまうので
虫かごを紙袋に入れ、周りに見えないようにして
連れていきました。





ホテルのお姉さんには
「えらいねー!カブトムシのお客さんは初めてだよー!幸せなカブトムシだね!」
と言われ、息子たちは嬉しそうにしていました。



沖縄は虫が多いし強いので
カブとブトに虫がつかないようにするのに
こまめにスプレーしたりカバーをつけたりしてがんばりました。




また、キャンプにも連れていき
嬉しそうにお友達にも紹介していました。





8月には幼虫を確認し、
成虫と虫かごをわける作業をしました。



普段は強気の次男の、慎重で優しい扱いが印象的でした。


お兄ちゃんは相変わらず
真剣なのにひょうきんで、優しすぎます笑い泣き



成虫と幼虫と卵で、かごは合計3つになりました。









しかし悲しいことに。

卵をたくさん産んでくれた
メスの「ブト」が
8月終わりに死んでしまいました。






ある日の夜、悲鳴が聞こえ、二人がパニックになって私のところへとんできました。
ブトが動かないと。




二人とも泣いていました。
「朝、ブトを見てあげなかったこと」
「最近、世話をママに任せていたこと」をとても後悔していました。




お兄ちゃんはカブトムシ日記に

ごめんね、ブト。
残ったカブを大切にする。

と書いていました。






みんなでブトのお墓を作り
残ったカブを大切にしようねと誓った夜。

子どもたちはたくさん泣いていました。
私もおいおい泣きました。



大げさではなく
命は果てることを彼らが知った夜でした。









その日からというもの
子どもたちは毎朝、帰宅後、時間があれば虫かごに向かいました。


カブ、今日も元気だね!






そうして毎朝毎晩お世話を頑張っていた子どもたちですが「カブもいつか死んじゃうの?」と時々不安そうにしていました。





そして。




ブトが死んで約1ヶ月後
ついにカブも死んでしまいました。




もちろん彼らは泣きましたが
その涙はブトの時の「後悔」の涙ではなく
ちょっとあったかい涙でした。



できることをできるだけやったから後悔はなかった。「悲しい、寂しい」でも「ありがとう」の涙。




両手を合わせて目を閉じた子どもたちの
「うちに来てくれてありがとう」という言葉に
ああ、伝わっている。と。







死ぬってことは
当たり前のことなのだけど
当たり前じゃない。



生きるってことも、そう。





子どもたちも私も
ひとまわり成長した夏。



今年の夏
我が家はカブトムシ一色でした。




一つ減って二つになった虫かごです。
これからも卵と幼虫を大切にしたいと思います。






カブ、ブト
ありがとうね。














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