しばらくぶりです。
この3月で、大学病院を退職します。
やっと10年目、まだ10年目。
正直なところ、一番辞めたくない時期です。
ただ、だからこそ
自分がどんどん突っ走りすぎて体調を壊したこと、家族のこと、仕事のことを
沢山考えて、色んな人と話して
最後は自分で決めました。
大学病院という大きな組織でこんなに長い間
教授をはじめ、
科を超えた周り中の先生方、コメディカル、
先輩、後輩に
いつも温かく見守ってもらえたことは
普通のことではなかったと思います。
これまで職場のことはあまり書きませんでしたが
自分の職場が大好きで
こんな私がここまで働くことができたことに
感謝ばかりしています。
退職と言っても
私の専門分野はどこでも行える治療ではないので
これからも大学病院には行って
非常勤で働きます。
そしていつか
どんな形かはわからないけれど
恩返しをしたいと思っています。
辞めたくて逃げたくて辞めるわけではなく
辞めたくなくて続けたいのに
他に大切なことがありすぎて辞めるというのが
なんとも贅沢なことだと
自分であきれています。
とはいえ、いま仕事は継続しなければならないので
いくつか声をかけてくださっている病院に見学にも行ってみて
今後の働き方を決めたいと思っています。
「働く母ちゃん」は、やめられそうにありません。
自分が大切にするべきものと
やりたいことと
いまの自分。
全てを経験した20年後の自分は
「よかったね」って言ってくれると思います。
先日、医局で送別会をしてくださいました。
私はこの人たちが、すごく好きだなと思いました。
久しぶりの夜の外出は、けっこう切なかったです。
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