【今週の聖句】

「彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。」使徒の働き 2章42節

 

【今日の聖句】

「わたしに聞け、頑なな者たちよ。正義から遠く離れている者たちよ。わたしは、わたしの義を近づける。それは遠くはない。」イザヤ書 46章12,13節前半

 

「人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」ローマ人への手紙 10章10節

 

【おすすめ】

 私たちは、決して「私は正しい、義である」とは言えない存在です。どんなに主を信じて、自分の十字架を負って古い自分を殺したと思ったとしても、古い自分は沈めたはずの海の底からまた顔を出してくるのです。

 

 だから聖書では、私たちが「義となる」とは決して言われていません。義の衣を着せられるとか、パウロが言うように義と認められると言われるのです。本来ならば、義と認めていただける要素など一欠片もないような者を「義と認める」とは、どのようにして可能になったのでしょうか。

 

 私たちが義と認めていただける唯一の道は、神が義とされた方を信じることだけです。神のみこころである律法に完全に従われた人となられた御子イエスを信じる信仰によるのです。正義から遠く離れていたとしても、すぐ近くに来てくださったイエスを信じることで、その人もまた義と認めていただけるのです。

 

 自分の罪深さを知れば知るほど、義と認められる恵みがいかに深く大きいかが身に沁みて分かるようになります。パウロが「十字架以外に誇りとするものなし」と宣言した理由が分かるようになるのです。キリストと共に生きる人、この方を告白して生きる人、その人は義と認められる恵みの中に生き続ける人です。