【今週の暗誦聖句】

「主が私に耳を傾けてくださるので/私は生きているかぎり主を呼び求める。」詩篇 116篇2節

 

【今日の聖句】

「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」伝道者の書 12章13節

 

「イエスは答えられた。『第一の戒めはこれです。「聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯一である。あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」第二の戒めはこれです。「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。これらよりも重要な命令は、ほかにありません。』」マルコの福音書 12章29節から31節

 

【おすすめ】

 すべての問題や困難、不安や恐れは、神を恐れないこと、言い換えれば人を恐れることから来ることを思わされます。「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間(誰一人例外なく)にとってすべてである。」栄華を極めたソロモンが語るこのことばは説得力があります。すべてのこの世界に存在する幸福を得たとしても、この神を知らなければ、神との交わりの回復が与えられていなければ、すべて「空の空」なのです。

 

 私たちの主イエスは、「これが人間にとってすべてである」と言うことを、正に私たちと同じ一人の人となって表してくださいました。神を恐れる人間がどれほど勇敢で、優しく愛に満ち、確固たる足取りで、自分に与えられている務めを果たすことができるか、人生を生きるかを示してくださったのです。実にイエスは十字架の死にまでも向かわれました。

 

 生きることに空しさを覚える時、心の中に空洞を感じる時、それは私たちが主を忘れ、目の前にあること、今手に握っているものしか見えていないことの証拠です。そしてそれは同時に「神を恐れよ」と、自分のたましいに呼びかけるチャンスでもあります。この神を恐れることを悟る時、私たちのいのちは満たされるのです。

 

「わたしが来たのは、羊たちがいのちを得るため、それも豊かに得るためです。」ヨハネの福音書 10章10節後半