【今週の暗誦聖句】

「そのとき人々は、人の子が雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見ます。」マルコの福音書 13章26節

 

【今日の聖句】

「主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです。」歴代誌第二 16章9節

 

「また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しにより与えられる望みがどのようなものか、聖徒たちが受け継ぐものがどれほど栄光に富んだものか、また、神の大能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力が、どれほど偉大なものであるかを、知ることができますように。」エペソ人への手紙 1章18,19節

 

【おすすめ】

 アサ王は、南北分裂後のイスラエルの南ユダを偶像礼拝から真の神に立ち返らせる大切な働きを行なった王でしたが、その治世の36年目に神よりもアラムの王に頼り、主なる神に拠り頼みませんでした。神は予見者ハナニをお遣わしになり、アサ王にその罪に気づかせようとしましたが、逆にアサ王は予見者に対して怒り、牢につないでしまいました。アサ王は、神が彼を王としてお立てくださり、その治世を祝福してくださり、御力を現してくださっていたことを忘れてしまいました。

 

 先日、ある方と「証し」について語る機会がありました。ともすると、キリスト者の証しが「自分の信仰体験談」となってしまい、私たちのような何者でもない者、滅びこそふさわしい罪人を御子を十字架につけるほどに愛し、はかり知れない御力によってお救いくださった神の存在を証しすることになっていない状況を思わされることでした。

 

 私たちは今、キリストの御苦しみを辿る受難節を過ごしていますが、私たちは今一度主の前に身を置いて、救われた私たちではなく、キリストの十字架こそ私たちの誇りであることを確認したいと思うのです。

「しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが、決してあってはなりません。この十字架につけられて、世は私に対して死に、私も世に対して死にました。」ガラテヤ人への手紙 6章14節