【今週の暗誦聖句】

「御使いは彼らに言った。『恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。』」ルカの福音書 2章10節

 

【今日の聖句】

「(ヨセフはポティファルの妻に言った。)どうして、そのような大きな悪事をして、神に対して罪を犯すことができるでしょうか。」創世記 39章9節後半

 

「神が私たちを召されたのは、汚れたことを行わせるためではなく、聖さにあずからせるためです。」テサロニケ人への手紙第一 4章7節

 

【おすすめ】

 一年を振り返って、今自宅にいるということは、いわゆる法律に触れるような罪は犯さなかったからと言えるでしょう。けれども残念ながら「まったく罪を犯さなかった」と言えないのが私たちです。「このくらいなら良いか」と誤魔化したり、「本当は止めなければならない」と分かっていながら止められない悪癖があったり。本当はしなければならないことを行動に移せなかったりすることもそうです。

 

 「神が私たちを召されたのは、汚れたことを行わせるためではなく、聖さにあずからせるため」とパウロははっきりと教えます。大きな悪事に限らず、小さな罪や汚れも、私たちがすべきではないことを教えているのです。

 

 けれども、パウロのことばをよく見ると、汚れたことに関しては「行う」とありますが、聖さに関しては「あずからせるため」と言うのです(直訳すると、汚れのためではなく、聖さへと召された)。つまり、私たちの生き方の方向がきちんと聖さに向けられていたかどうかが問われています。ヨハネの手紙を読んでもそうですが、罪を犯さない人はいないのですが、私たちの生き方は常に聖いお方に向けられたものとなっているのです。

 

 私たちの人生は「選択」の連続ですが、その都度、私たちは神が喜ばれることを選び取っていくことができるように願います。来たる年、主が知恵を与えてくださって、私たちを導いてくださいますように。

 

「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも飲むにも、何をするにも、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」コリント人への手紙第一 10章31節