【今週の暗誦聖句】

「そのとき、雲がわき起こって彼らをおおい、雲の中から声がした。『これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。』」マルコの福音書 9章7節

 

【今日の聖句】

「私は見た。人が自分のわざを楽しむことにまさる幸いはないことを。それが人の受ける分であるからだ。だれが、これから後に起こることを人に見せてくれるだろうか。」伝道者の書 3章22節

 

「ことばであれ行いであれ、何かをするときには、主イエスによって父なる神に感謝し、すべてを主イエスの名において行いなさい。」コロサイ人への手紙 3章17節

 

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 私たちは、私たちのする行いが全て益である訳ではないことを知っています。しかしそのことの故に、神が私たちの喜びのために与えてくださっている今日という一日を「これは益になるか、そうでないか」と自分の基準で判別して選択していたらどうでしょう。逆に不安や疑念に満ちて過ごしてしまうことになってしまっては本末転倒です。

 

 私たちのいのちが明日どうなるか、私たちには分かりません。それどころか、1時間後に私たちがどのような状況に立たせられているかさえ知ることができません。どれだけ夢がかなうために努力を重ねたとしても、その努力が何らかの形になったとしても、自分が求めていたものを得られるかどうかも分かりません。

 

 だからこそ、私たちは暗いうちも主が守ってくださり朝目覚めが与えられたこと、今日という一日を始めることが許されたことを感謝します。「おはよう」とことばで互いの安否を確認し、みことばを読む識字力や、信仰によって神を知る喜びが与えられていることを喜び、感謝の祈りをささげられる恵みが与えられていることを感謝します。そして暑さの中、耐え凌ぐために必要なものが与えられていることを感謝します。今、私はたったの2節だけですが、みことばを分かち合えることを感謝しています。自分のいのちを他者のために用いることが許されていることも当たり前のことではありません。

 

 このように私たちの周りには感謝で満ちています。すべてのことを主にあって父なる神に感謝し、すべてを主イエスの名において行えること、これが私たちの喜びであり、互いの益となるものと言えるのではないでしょうか。