今回は、マントラについて書きます。以前「波動調整と量子力学」について軽くお伝えしました。
今回は続編記事で、具体的な方法についてお伝えします。
マントラとは
インドで古くから伝わる心を整え、精神を集中させる効果がある言葉のことです。サンスクリット語で「文字」「言葉」を意味し、ヨガや仏教などで用いられます。
マントラとスートラの違い
マントラは、真言と漢訳され、宗教的には呪文を指します。それに対して、スートラとは、経典などを意味します。マントラは、言葉自体に力のあるもので、ヨガでは「オーム」などがあげられ、キリスト教では、みんな知ってる「アーメン」と言えます。
それに対し、スートラは書き記したものに意味がありヒンドゥー教では、経文のことです。例えば聖書はスートラと言えます。つまり「オーム」は、発音と発声の音の響きが重要で、スートラは、言語により発する発音は異なります。マントラは、言葉の力を用いて心を整え、精神を集中させるためのツールです。ヨガや瞑想の練習、祈り、儀式など、様々な場面で用いられ、その効果は多岐にわたります。
ヨガのレッスンでよく唱えられるのは、「オーム」と「シャンティ」です。特にレッスンの始まりや終わりには、これらの言葉を繰り返して唱えることが多いです。この2つのマントラには、それぞれ意味があり、その効果も異なります。
「オーム(Om)」は全てのマントラの源
「オーム」は、宇宙の始まりを意味する聖なる音です。ヨガでは、この音を唱えることで、意識を内側に集中させ、静寂の中にいる感覚を味わうことができます。唱えると、音響がカラダの状態を整えてくれるのです。
「シャンティ(Shanti)」は、「平和」を意味します
- わたし自身の平安。
- 親しい人の平安。
- 全ての生きとし生けるものの平安。
マントラによる波動調整の仕組み
マントラはインドでは、神聖な波動を持つとされ、繰り返して唱えることで心を落ち着かせ、集中力を高め、内なる平和や至福を呼び覚ましてネガティブなエネルギーを浄化し、ポジティブなエネルギーで満たすと信じられています。
実践編
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環境を整える:外部の音や邪魔が入らない、静かで落ち着ける場所を選びます。
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楽な姿勢で座る:床や椅子、ソファなど、自分がリラックスでき、背筋が伸びる楽な姿勢を見つけます。クッションや毛布で姿勢を支えても構いません。
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目と呼吸を整える:静かに目を閉じ、数分間呼吸に意識を集中させ、体から不要な力を抜いて心身をリラックスさせます。
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呼吸が整ってきたら、決めたマントラを唱え始めます。
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声の大小の変化:最初は声に出して唱え、徐々に小さな声、つぶやくような声、そして最終的には心の中だけで唱えるようにします。これは、外側から内側へ、形あるものから無へ意識を向ける練習になります。
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心と体で感じる:マントラの音と振動に意識を向け、そのエネルギーを感じ取ります。
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集中と戻し:瞑想中に心が散漫になったら、優しく注意をマントラに戻します。
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継続と統合:マントラの音と波動に集中し、その状態を意識的に維持しようとします。
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終了:最後に、徐々にマントラを止め、静かに座ったまま、その体験から得られた感覚や感情を味わいます。
最後に
日本では古くから「言霊(コトダマ)」という言葉があり、言葉に宿る霊力で、その後一人歩きすると信じられてきました。古代のインド人も、言葉に不思議な霊力が宿っていると信じていました。そして、ヨガでは音声を用いた行法をマントラとしています。マントラを詠唱することをチャンティングと言うこともあります。
わたしは、マントラの効果は高いと思っています。神仏なり、なにか「絶対的な存在」に思いを伝えるのに普通の意味のある言語を使うか、それとも特別な音によるマントラを用いるだけの違いで、現実離れしたマントラの力を理性では否定していても、わたしたちのココロのどこかには、マントラの効果を信じる部分があるからです。

