フロイト思想とは?
精神科医ジークムント・フロイトは人間には、「意識」と普段はその存在を把握できない「無意識」が存在していることを唱えました。そして、無意識の働きを重要視し、無意識下で抑圧された感情が原因となり精神疾患を引き起こすことを唱えました。

フロイトの考えた心の構造は、下の図のように表すことができます。
フロイトは意識と無意識をわかりやすく区別するために、心理の構造を氷山の一角に例えました。心の働きについて図にしたのが自我の構造論です。心がイド・自我・超自我の3エリアで構成されていると考えます。
この図で、氷山が個人レベルの心を表して、意識は氷山の一角にすぎないということが分かります。フロイトによれば、私たちが認識できている「意識」は、自我と超自我の一部だけであり、心の大部分は海の中(=無意識)です。そして、「前意識」は、無意識から意識に移動する際に、一時的に情報を保管しておく領域であり、注意すれば思い出せる情報が入っています。
① イド・エス
幼児期から抑圧されてきたものが蓄積されている領域。欲求、感情、衝動などを満足しようとする無意識的で、本能的な衝動のもととなる。
② 自我(エゴ)
エスが生む原始的衝動に道徳的な思考をはさみ、理性的にコントロールし、本能的な欲求を現実にあった形に調整、バランスをとる領域。
③ 超自我(スーパーエゴ)
親や社会のルールを心のなかに取り入れて形成された、道徳的な心のこと。社会との接点を通して学習されます。親が子にするように、超自我は自我を監視して制御する。
例えば、一番下で無法者(イド)たちが好き勝手に悪さをしている。その上にいる一般人(エゴ)が必死に押さえ込んでいる。そして、超人(スーパーエゴ)が、その攻防を俯瞰して見ている。でもこれは、譬えですからね、ほんとに自我が、あのような図になっているわけはないですよね。
社会生活をおくる上では、好き勝手に衝動的な行動を取り続けてもうまくいきませんし、理想を追い求めすぎてもうまくいきません。そこで社会にうまく適応していくために、自我がイドと超自我の両方からの要望を調整して調和しているときには心の健康を保ちながら社会に適応して生きていくことができます。そして、そのバランスが崩れるとフロイトは神経症などの精神疾患を引き起こすと考えました。
フロイト思想を人生に活かす【ダイエット編】
フロイトによると、人間を動かしているのは意識ではなく無意識です。つまり、意識して何か行動を起こしても、無意識がそれを拒絶してしまえば、実際に行動に移すことはできません。そこで、意識の力に頼るのではなく、無意識を操ることで、行動を変えていくことをおすすめします。
例えば、痩せたいと思っていても、無意識が痩せない理由を持っていたら、意識に反して、いつまでも痩せられないか、
一時的に痩せてもリバウンドを繰り返して、この悪循環から抜け出せません。
我慢とセットの食事制限や激しい運動では、ダイエット自体がストレスになって無意識は抵抗します。
なので、今の状態やストレス、ライフスタイルに合わせて
無意識を整える。そして、無意識を操るのは、ヨガが効果的です。ヨガをすると断食を始める人が多いのは、ヨガを習慣化するとこで、無意識をコントロールできるからです。

