止観とは、「止めて観察する」ということ
止観法をすることで「空」がわかる。物事には実体がないということです。物質はない。仏陀は、自己は幻影にすぎず、所有行為が自我という幻覚を肥大化させ苦しむ原因になると弟子たちに説きました。だから、止観法とは実体がない物を追い求めることから抜け出す方法です。
先ず集中瞑想(サマタ瞑想)は、1つの対象に意識を向けるシンプルな瞑想です。意識が散漫で雑念が溢れ出てくるとき、止めようとか消し去ろうとするのではなく、ろうそくの火など、ある対象物に意識を向けることで集中を保つ方法です。
次に観法は、ヴィパッサナー瞑想です。ヴィパッサナーとは、 「物事をあるがままに見る」という意味で、自己観察によって自己浄化を行う方法です。お釈迦様が修行中より行っていた瞑想法と伝えられており、南伝仏教が受け継いできた瞑想法です。
このヴィパッサナー瞑想はヨガの瞑想とは異なり、思ったこと、感じたことを言語化(ラベリング)するだけです。情動のラベリングは非常にシンプルな方法ではありますが、不安や恐れなどネガティブな感情とうまく付き合う上でかなり有効です。
自分の感情をラベリングすると不思議に心は静まる
相手に愚痴、自慢を聞かせたいとか、なぜ私たちは他人に話を聞いてもらって承認されたがるか?それは、自分の考えが、自分に聞いてもらえてない。言ってみれば、自分が自分とつながっていなくて寂しいので、他人に聞いてもらいたいという心理です。
例えば、仕事に関する愚痴がたまっている人は、自分の気持ちを他人に話して、期待してるのは「そうなんだ、ひどいよね、かわいそう」と言ってもらい、受け止めてもらうこと。けれども、他人に聞いてもらわなくても、自分が自分を受け止めれば、もうそれで大丈夫なのです。
ネガティブな感情をラベリングをするという。自分の心の声を、自分が受け止めることは、一般の方でもできる仏道修行です。
そして、自分に聞いてもらえた感情は、安心して静まるのです。
「こころの時代」宗教・人生・哲学・思想を伝える番組
朝早いから録画でまとめて私も見てます。
仏陀の瞑想法、行われていたのは「身心の観察」でした。瞑想を通じて仏教の誕生、変遷をたどる全6回シリーズ
【出演者】 蓑輪顕量(東京大学大学院教授)、為末大(元プロ陸上選手)
【放送情報】 NHK Eテレ 毎週(日)午前 5:00~/[再放送]毎週(土) 午後 1:00~

