アメリカでカウンセリングは海外ドラマで観るように、敷居が低く、気軽にカウンセラーに相談するということが普通に行われています。日本と比べて専門家のカウンセリングを受けるのが一般的にに浸透していて、気軽に様々な理由でカウンセラーを訪れ、そして、どんな内容であってもカウンセリングしてくれます。

日本では周りの目が気になってカウンセリングを受けることは恥ずかしい人が多いようです。カウンセラーでなくても、家族、友人に話を聞いてもらうことは大切です。

 

【克服体験例】アメリカ人 20代 女性 Cさん

 

一旦度を越した不安やこだわりに心が支配されてしまうとそれを抑えようとしても抑えられず、日常生活に支障をきたしてしまう強迫性障害。強迫観念が頭からはなれずに慢性的な頭痛や不眠、緊張や不安から来る喉の締め付けといった症状に悩んでいたCさん。

 

認知行動療法と呼ばれるセラピーや瞑想法、呼吸エクササイズなどを取り入れつつ、病気と向き合っているという。以前は自分からユーモアや創造性などを奪っていく存在だと認識していた不安症状と、今では友達のように付き合っているそうだ。

 

「不安症状が出るのは、自己防衛反応の一種で私を安全に守ろうとするから。だから不安症状が出た時は、ちゃんと耳を傾けるわ。でも必要以上に気を取られないようにも努めているの。それから物事を決断するのは彼女(不安症状を発症した状態)じゃなく、あくまでもこの私だってこともしっかり肝に銘じているつもりよ」

 

このように自身の病気を受け入れ、向き合っている現在は「今までにないくらい調子がいい」というCさんは、心の病気で苦しんでいるなら一人で闘おうとせずに声をあげ、周囲に助けを求めるよう呼びかけている。また非現実的な完璧さを追い求めるあまり、他人と比較したり、嫉妬したり、完璧であるべきと自分を追い詰めることは決して弱さではなく、自らの心の葛藤を認め、それと向き合うための行動を取ることこそが「元気な一歩につながる」と述べていた。