今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)
先日伺った
東京近代美術館の常設展で「作者が語る」というコーナーに展示してありました
堂本右美(1960ー)《kanas-11》
堂本さんの描き出す色や線が好きなので今日はこの作品を紹介します
●《Kanashi-11》2004年
どこかの風景の上に、一筆描きのように黒いラインで何かが描かれています
キャプションによると
作者は、これは
萎れながらも、必死に生きようとするチューリップを表現したものらしいです
タイトルの「kanashi(かなし)」についても
作者は語っていて
「愛し、悲し、哀し」という漢字を当てることができる古語らしいです
どうも悲しみを感じる時でも、生きる力や喜びを感じることができる意味があるらしいです
チューリップは萎れているかもしれませんが
堂本さんの筆の力によって
立派に生きていこうとする力を感じますね
この黒い線も一発勝負で描くそうですよ
緊張するでしょうね、
でもだからこその力強さですね
なお、作者の語るビデオが流されているので
会場へ行かれて時間がある方はぜひこちらも
◾️堂本右美さんの銀座シックスの作品の記事
以前書いた記事です、よかったら読んでください