石川九楊大全 後期 【現状篇】
を観に行きました
古典篇に続いて、後期の現状篇
場所は上野の森美術館
会期は7月28日(日)まで
つまり今日までですね
◾️展覧会看板
▲河東碧梧桐 の連作から
「ざぼんに刃をあてる刃を入るる」から
◾️フライヤー
■石川九楊さんとは
書家であり、書道史家としてもご活躍の石川さん
1945年に福井県にお生まれになります
幼い頃から書道に親しんできた方です
大学は京都大学、書道部に所属して活動をしていました
1978年、書道に専念するため「石川九楊研究所」を設立されています
また書道史家としても大きな実績があり
2002年に『日本書道史』で毎日出版文化賞を受賞
2009年に『近代書史』で大佛次郎賞を受賞されています
今回の個展も
前半は古典編も圧巻でしたね
《源氏物語 Ⅰ》の連作は特に印象的でした
後期も前期と同じく会場内は撮影禁止でしたので
作品の紹介は下のフライヤーの作品だけなので
ご承知ください
◾️フライヤー の一部
▲作品名 《『ヨーロッパ』の戦争のさなかに》2023年
ウクライナとロシアの戦争について
自作詩を書き上げた最新作です
◾️他の作品について
画像はありませんが、気に入ったものを
●《エロイ・エロイ・ラマサバクタニ》
文字を書く紙も白ではなくグレーのものを使っていました
●《触手》
「触」も「手」も、字体は全く違いますが
「触手」と書いてあると知ると
なるほどと腑に落ちる作品
●河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の連作
戦前の俳人で、正岡子規の高弟
新傾向の俳句を作り出した河東碧梧桐の連作は圧巻でした
その中でも
○「曳かれる牛が辻でずっと見廻した秋空だ」
○「ミケロアンゼロのローマのモーゼの彫刻のローマ!私は彼に接吻したい」
などはとても心に残りましたね
前期の古典篇も、後期の現状篇も見どころたっぷりでしたね
石川九楊大全のカタログ
あんなに、買わないことに決めていたカタログ
今回は思わず買ってしまいました
◾️石川九楊大全 前期・古典篇の記事
よかったら読んでみてください