東京オペラシティの宇野亜喜良さんの展覧会が終わりました
同時に、その上のフロアで行われていた大城夏紀さんの展覧会も終了
大城さんの個展の場所は、若手の作家が一人選ばれて、展示されているコリドールという場所
通路の形の展示室です
この個展はその形にぴったりのものでしたね
今回の展示は
とても気持ち良い空間がありました
▪️大城夏紀さんとは
1985年東京都生まれ
早稲田大学第二文学部を卒業され
阿佐ヶ谷美術専門学校をへて
東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了されています
個展、グループ展を数多くされています
2017年にはシェル美術賞2017入選(国立新美術館/東京)
翌年の、2018年には
シェル美術賞第1回レジデンス支援プログラムオープン・スタジオ
ということで、パリでも作品を公開しています
▪️展覧会風景
パステルカラーの作品が床に置いてあったり
会場の壁まで色が入っています
1点1点を観ていくより
その環境に身をおいて、その空間を歩くのが心地よいですね
そうするととても気持ちいい感じ
会場に置いてあるリーフレットの解説によると
作品は、万葉集などの和歌などを元に、その歌われている風景を
作家なりに視覚化するところから始まるらしいです
それをさらに、素材を変えたり、一部を反復したり、工夫を重ねて作品化
試行錯誤の上に、時間がとってもかかっているんでしょうね
▪️会場風景
柿本人麻呂の歌
東の野に炎の立つ見えて かへり見すれば月傾きぬ
を元にした作品
ナイチンゲールがモチーフ
会場の最後の作品
鳥がモチーフですね
会場を歩いていると
自然に包まれて、風に吹かれているような気がするのは
なぜでしょうね
パステルカラーが、とても気持ちいい空間です
またどこかで観てみたい作家さんです
ベンチマークしておきましょう
▪️同時開催の宇野亜喜良さんの記事です
よかったら読んでください
■シェル美術館賞の今年の記事
今では[Idemitsu Art Award]となっているらしいです