《袱紗 紺繻子地鯛模様》江戸時代 18−19世紀 @東京国立博物館 本館常設展 | akki-artのブログ

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《袱紗 紺繻子地鯛模様》江戸時代 繻子(絹) 刺繍 @東京国立博物館 常設展 

 

 

今日の1枚のアート(←勝手に名付けた)

 

 

 

今日も1枚じゃないけど、、、

 

 

 

 

●《袱紗 紺繻子地鯛模様》

 

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東京国立博物館の常設展に飾ってあった、袱紗。

 

 

繻子で絹で織られているので、これはサテンということになるのでしょうね。

 

 

サテンであれば、柔らかい生地。

 

 

それに刺繍で鯛が描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

鯛とは思えないような、デフォルメされたデザインの袱紗。

 

 

江戸時代って、浮世絵を見ても思うけど、美術やデザインの世界ではとっても自由な感覚があった時期だったのですね。

 

 

まあ、美術もデザインも、そんな言葉もなかった時代ですが。

 

 

 

 

日本では、めでたい席で鯛はつきもの、大相撲で優勝力士の写真で、鯛を握って、持ち上げている写真をよく見ますね。

 

 

キャプションによると、日本人だけだそうです、鯛をめでたいものだと思う国は。

 

 

 

 

デザイン的には、左右がシンメトリーになっていて、一匹が両面から表現されているようです。

 

 

口先には何か飾りがあるので、食材としての鯛ではないようですね。

 

 

 

 

▼部分

 

 

細かなところの表現も繊細。

 

 

 

とってもユーモラスな江戸時代の袱紗。

 

 

 

 

 

東京国立博物館、本館2階、第10室に展示してあります。

 

 

こんな明るくて、おかしみのある鯛の袱紗。

 

 

不祝儀では使えませんね。