ひとの顔 展 Faces @東京オペラシティ 東京・初台
に行ってきました。
先日、合田佐和子さんの作品を取り上げましたが、
他にもこんなにいっぱい、素敵な作品がありましたね。
若手の作家さんが特に良かったです。
場所は新宿初台のオペラシティ。
先日のクリスマスイブで終わってしまいましたが、、、
良かったら読んでください。
■展覧会エントランス
●智内兄助《祭壇画:春日遅々》
世界で活躍している作家さんですね。智内さん特有の女性像。
●吉岡正人《家族の丘》
1953年大阪府生まれ。
フランスやイタリアにも留学した作家さんですね。
穏やかな画面で、抽象化した人物像や風景が魅力的ですね。
●相笠正義《想う女》
1939年東京生まれの作家さん。
芸大を卒業されて安井賞も受賞されています。
女性が何かを想っているのを捉えた作品。
その想いまでも、見ている人にどうしても想像させてしまう作品です。
●金子國義《王女に扮するアリス》
書籍の装幀や挿画や、舞台芸術など多方面で活躍した作家さんですよね。
●合田佐和子《笑うマリリンA》
先日このブログで紹介した作品です。
●川口起美雄《月の私》
1951 年長崎県生まれの作家さん
1974 年からオーストリアに留学。また1985年から文化庁の在外研修員としてイタリアにも留学。
1987年には安井賞展佳作賞を受賞。
月が光る画面は、時の流れを感じさせて、この人物の存在が迫ってきます。
どうしてすぐにでも動き出そうとするような女性像があるのでしょうね。
ちょっと抽象的なのに。
●山本容子《ピープル Free》
版画家の山本容子さんの作品
●村上隆《727》
村上隆さんの作品もありました。
●稲垣考二《分裂した鏡》
1952年に名古屋でお生まれになりました。
愛知県立芸術大学油画科を卒業。
国画会の会員さんです。
分裂した画面ですね、すると画面に何か緊張感が感じられてきます。
それは顔がいくつもに分裂しているせいかもしれませんね。
インパクトのある作品です。
●加藤ゆわ《立ち話》
1984年千葉県生まれ。
2011年に東京藝術大学美術研究科デザイン科修士課程を修了されています。
女性の何気ない日常の一コマを描いた作品。
立ち話というタイトルですが、、、
それは彼女たちにとって男性にとっての立ち話ではなく、彼女たちにはとても重要な生活の一面。
おしゃべりって女性にとって、そのこと自体が目的ですよね、それが伝わってくる作品です。
●時松はるな《喜怒哀楽》
▼部分
1984年千葉県生まれ。
2007年多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業されています。
この絵には色とりどりのタンクトップを着た、性別のわからない多くの人たちの姿が画面いっぱいに描かれています。
喜怒哀楽というタイトルから、喜んでいる人、怒っている人、悲しいんでいる人などもいるのでですが、画面から伝わってくるのは圧倒的に楽しんでいる人の姿。
見ているだけでとても嬉しくなる絵ですね。
●奈良美智《Stuy-2》
ご存知奈良さんの作品
●入江明日香《夕牡丹》
1980年東京都生まれ
2004年に多摩美術大学大学院博士前期を修了されています。
その後文化庁の海外研修員としてフランスへ。
銅版画に、コラージュしたり、水彩で彩色を加えたりする技法の作家さんです。
きっと浮世絵の技法などとも親和性がありますよね。
見てはいませんが那賀川町馬頭広重美術館で広重とのコラボレーションをした展覧会も行なったようですね。
クリスマスイブで終わってしまったのが残念な展覧会ですね、
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