北宋書画精華 展
を見に、東京、表参道の根津美術館に行ってきました。
展覧会のサブタイトルが、
ーきっと伝説になる
なるかもしれませんね。知らんけどw。
■フライヤー
北宋時代とは、10世紀後半から13世紀にかけての中国の時代です。
文学ですと「水滸伝」の舞台となった頃ですね。
中国の芸術の頂点の時代の一つとされています。
その時代の、李公麟(1049?ー1106)の《五馬図巻》(東京国立博物館蔵)が2018年に約80年ぶりに発見されたそうです、その《五馬図巻》が、もともと彼の基準作だった《孝経図巻》(アメリカ・メトロポリタン美術館蔵)と一緒に展示されるというのが、一番の見所だそうです。
■作品紹介
とは言っても、気になる作品は他にあって、
特に《孝経図巻》は、あまり目のよくない私には、暗くてよくわからなかったですね。仕方ないけれども、、、、
撮影は禁止なので、フライヤーからトリミングして紹介したいと思います。
●李世(款)《喬松平遠図》 原本 中国五代ー北宋時代 10世紀
どうやったら、どれだけ大きな空間を表現できるかと考えた作品だと思います。
●国宝 《霊山変相図》 京都・清涼寺藏
清涼寺の仏像の中にあった内包物の一つ。
この作品が一番気に入りました。
一緒に、《弥勒菩薩像》もこちらも良いですよ。
●重要美術品《五馬図巻》東京国立博物館蔵
話題の作品。
五頭の馬が、中国人ではない人に連れられています。
中国の王朝へ献上された、名馬だのでしょうね、一頭一頭づつ、何かちょっとづつ感じが違うので、もしかしたら、どれか一頭ぐらいは別の人の絵かもしれないと思いました。個人的な想像ですが、、、
●国宝《古今和歌集序(巻子本)》平安時代 10−11世紀
大倉集古館蔵。
昨年、大倉氏集古館で拝見。さらに先日東博のやまと絵展でも出品されていましたね。
この紙が中国以来のもの、それに平安時代の美しい文字が書かれています。
美しいですよ。
他にも、展示期間は限られていますが、国宝《孔雀明王像》仁和寺蔵とか、徽宗筆の国宝《桃鳩図》個人蔵とかも展示されるとのこと、また見に行かないとね。