世界遺産 国宝《中尊寺金色堂》と特別史跡・特別名勝《毛越寺庭園》 @岩手県・平泉 | akki-artのブログ

akki-artのブログ

アートや建築、ファッションなどなど。美術館やギャラリー、街の風景など、キレイと思うものをあれこれと。

世界遺産 平泉観光の旅

 

 

岩手県の平泉へ行ってきました。

 

 

世界遺産の旅ですね。

 

 

 

■交通案内

 

上野や大宮からだと、東北新幹線で一関駅で下車、そのあと在来線に乗り換えて平泉駅へ。

 

 

そこからバスで約5分ぐらいで中尊寺へ、ただしバスは1時間に1本ぐらいしかないので、平泉駅からタクシーでも良いかもしれません。

季節と天気が良けれれば、ウォーキングにもいい距離です。歩いて15分ぐらいでしょうか?

 

 

 

今年ですと4月15日から11月26日までの間、土日祝日には、平泉巡回バス「るんるん」というのが運行されているようです。

 

 

それは平泉駅を出発して毛越寺、中尊寺などを巡って平泉駅へともどるバス。

30分ごとに出発するので、それも便利でしょうね。

 

 

 

今回は平日に訪れて、バスの待ち時間もそれほど長くなかったので、平泉駅からバスで中尊寺へ向かいました。

 

 

 

■関山中尊寺

 

 

中尊寺の表参道を月見坂というのですが、その坂の入り口にあります。

 

 

 

 

 

 

急勾配の月見坂を登って行くと、お昼時でお腹が空いたので、坂の途中の「義家」さんでおそばを。

 

 

 

●義家さん

 

 

期待通りのお蕎麦の味のお店。わんこそばをいただきました。

 

おひとりさまでも入りやすいと思います。

 

 

 

●本堂

 

 

 

月見坂を登って、弁慶堂などをお参りして行くと、本堂につきました。

 

ここではお堂に上がらせていただきお参り。

 

 

 

 

そこを出るとすぐに宝物館の讃衡堂があります。そこで金色堂とのセットの入場券を購入して、最初に金色堂へ。

 

●金色堂の覆堂

 

 

金色堂は、覆堂という建物で覆われています。内部は撮影禁止なので。

下のパンフレットを見てくださると感じがつかめると思います。

 

 

 

●中尊寺のパンフレット

 

 

 

 

●その中身

 

 

 

■国宝《中尊寺金色堂》

 

奥州藤原氏の三代の遺骨が納められています。天治元年(1124)造営。

 

中は金箔が押されまくり、細かいところの螺鈿などの細工も素晴らしいのでしょうけれど、とにかく金の迫力で圧倒されます。

 

 

この金色堂は金色に目を奪われますが、建造物として国宝に指定されている純粋に建造物としても立派な建物です。さらに、内部に飾られている《阿弥陀如来像》など総計31体の仏像も、彫刻として国宝に指定されています。

 

ガラス越しですが、見どころ満載です。極楽浄土を地上に表したものなんでしょうね。

 

できればオペラグラスなどがあれば良いと思います。

 

 

なお金色堂の現在の覆堂は、昭和42年に新しくコンクリート製で作られました。

 

 

 

 

 

●重要文化財《経蔵》

 

 

金色堂を見て、奥にすすんでいくとひっそりと《経蔵》があります。

 

とても良い感じの建物。

 

日本最古の棟札(1122年)が残っている建物らしいですよ。

 

棟札とは、建物の建造や修理などの記念の札で、普通は建物の棟木などに打ち付けられているそうです。

 

 

●重要文化財《旧覆堂》

 

 

 

経蔵の先にある、昔の覆堂。

 

 

新しいものが作られた際にここに移動されたそうです。

 

 

 

 

宝物館の讃衡堂で国宝の螺鈿の仏具などを見て(ここも見どころ満載なのですが、撮影禁止なのですね)、坂を下ります。

 

 

 

降ったところで、観光案内所でタクシーを呼んでもらい「毛越寺」へ移動。

 

 

2023年の秋ですと1,000円はかからずに移動できました。

 

 

 

■毛越寺本堂

 

 

ちょうど内部が特別公開されていました。

 

お坊さんが大変面白く、わかりやすく、毛越寺のことを説明してくださっていて、とっても良かったですね。

 

毛越寺には国宝はないけれど、特別史跡・特別名勝にタブルで指定されているのは、全国でもとても珍しいという話が印象的でした。

 

 

 

●特別史跡・特別名勝《毛越寺庭園》

 

 

 

 

 

 

 

平安時代をしのばせる、浄土式の庭園。

 

大きなのどかな景色。ここに京都の平等院のような仏殿などが残っていたらと想像するのも難しくないかも。

 

穏やかな気持ちになれる庭園です。

 

 

ここから平泉の駅までは歩いて10分程度なので、歩いて帰ることに。

 

 

駅に着いて電車を待っていると、急に土砂降りの雨。

 

 

とてもラッキーでしたね。

 

 

 

そんな平泉の旅でしたが、、、

 

 

■中尊寺展の開催

 

 

中尊寺で来年の2024年1月23日から4月14日まで、東京国立博物館で「中尊寺金色堂」展の開催のチラシをゲット。

 

 

来年の春、今度は東京の上野の国立博物館で、あの金色満載の光景が見られるのですね。

 

今度は向こうから来てくれるわけです。

 

これは見に行かないとね。

 

早速、この前、銀座の伊東屋で購入した来年の手帳に書いておきました。

 

 

まだまだ、デジタル派ではないので、歴史手帳を愛好しています。

 

 

最後まで読んていただきありがとうございます。