ポール・ゴーギャン 《海辺に立つブルターニュの少女たち》
今日の一枚のアート(←勝手に名付けた)
西洋美術館の常設展によく飾ってある、後期印象派の作家、ゴーギャン(1848−1903)の作品。
■作品紹介
フランスのブルターニュ地方の素朴な少女たちの姿です。
構図も大胆ですね、単色による鮮やかな色彩も印象的でした。
▼部分
一番気になったのは、二人の少女の視線。
何か怯えている様な、疑っている様な視線が一番印象に残っています。
作家である、文明社会からきたゴーギャンへ対する疑いの視線でしょうか?
それは新しい、知らない世界への疑いや心を開かない気持ちの表れなのでしょうね。
その素朴な、愛らしい身体表現とあまりにも対照的です。
どうしてもそれは、文明社会への批判からタヒチに旅立って行った、ゴーギャンの気持ちに繋がって行くような気がします。
ゴーギャンの作品の中でも、好きな作品なので、いつ行っても何度も撮影してしまう作品なのです。
忘れられない作品なので、紹介させえていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。