木島櫻谷(このしまおうこく)展 旅する櫻谷。夢中の筆あと。
へ行ってきました。
会場は泉屋博古館東京。地下鉄の六本木一丁目から、直結している、商業施設の泉ガーデンのすぐそばです。ちょうど泉ガーデンのエスカレーターを登ってすぐです。
会期は7月23日(日)まで。
■展覧会会場入り口
■木島櫻谷(1877ー1938)とは
最近、人気がうなぎのぼりの、近代京都画壇を代表する日本画家。
写生を重んじた木島は日本各地に写生旅行へ出かけ、多くの写生帳を残しています。
動物画で名を馳せたそうですが、そのようなこともあり常に、山水画を描き続けていたそうです。
この展覧会は、最初のホールにある写生帳のところだけが撮影可能。
他の部屋はすべて不可となっています。
とは言っても、この写生がとても面白いのです。
京都、奈良を初めてとして、富士山や、飛騨高山。など各地の風景、風俗を写しています。
■写生帳の作品
●京都 賀茂川の上流
●奈良 猿沢の池
●馬車に乗っている人々
●昇仙峡
サクって一本の線で描いているんですね。
■他の作品
これらは、撮影禁止なので、リーフレットの裏からトリミングしました。
●《寒月》1912年 京都市美術館蔵
彼の代表作、実は展示期間を外れたときに伺ったので見ていません。
●《駅島之春》1913年 福田美術館蔵
▲右隻
▲左隻
これも彼の代表作、《寒月》とは打って変わって、着色の作品です。
こちらの作品は通期で展示してあります。
他にも、富士山の作品の部屋に、同じ富士山の描かれた写生帳が開かれて展示してあったり、写生に基づく作品だということが、とてもわかりました。
会期は7月23日(日)まで、とても人気がある展覧会です。
会場は人でいっぱいでした、いかれる方は早めの方が良いかもしれませんね。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。