みーなさーん こーんばんは〜 



貝柱と言えば、日本で1番人気がある貝の帆立が

メジャーではありますが、勿論牡蠣にも貝柱はあります。


牡蠣には食べる部位として大きく3つに分かれる。


ボディ/ヒレ(外套膜)/貝柱

牡蠣の主役は、ふっくらとしたボディ(身)だと思われがちですが、忘れてはいけないのが、影の立役者である貝柱です。


貝柱って何?その役割と強靭な個性

二枚貝にとって貝柱は、ただの「食べる部位」ではありません。それは文字通り、二枚の貝殻を強力に引き合わせ、閉じるための強靭な筋肉です。

その役割は、危険を察知したときや、潮が引いて乾燥から身を守るために、この強力な筋肉が貝殻を固く閉じること。この生命維持に不可欠な役割を担っているからこそ、貝柱は他の部位とは異なるしっかりとした食感を持っているのです。

そして、この筋肉を強力に肥大させ、大きな貝柱を持つ牡蠣が、3倍体シングルシードです。個体の中には500円硬貨くらいのデッカい貝柱を持つものもいます。


この貝柱を強固に肥大させ鍛えるには、あえて悪条件下(潮の流れが速い場所、陸上や海面に上げるなど)に晒す方法がとられます。過酷な環境で貝殻を閉じる筋力(貝柱)が発達し、強靭な食感と旨味を生み出すのです。


貝柱は色も様々。透明感の「真実」

貝柱は色も様々です。よく言われる貝柱に透明感があるものは新鮮な証。

では、透明感がない乳白色の貝柱は鮮度落ちだと思いますか?

例えば、厚岸の牡蠣にも透明感が薄い乳白色の貝柱を持つ個体がいます。これは鮮度落ちではなく、貝柱に**グリコーゲン(旨味成分であり、エネルギー源)**が大量に蓄積されているために起こる現象です。


こう考えると、貝柱が美味しそうな牡蠣は

間違いなく美味しい!


のかもしれませんね。