みーなさーん こーんばんは〜


皆さんは知ってますか??

今や牡蠣養殖と言えば、昔も今もカルチ式。
そして現代における最新養殖方法は、
シングルシード方式。

そこから更に、
籠、バスケット、垂下式、吊り下げ式、フロート式等に
分岐されるけどややこしくなるんで今は割愛。

もう既に意味分かんないよね?
ある程度、牡蠣に関わる人以外は、
僕も分からないと思う。


そもそも、シングルシードって何!?って話。
分からない人のために超簡単にざっくり行くよ。

一般的な牡蠣は、牡蠣が複数集まった塊を
ある程度大きくしてから、バラバラに剥がして
1個1個にしてカゴに適量入れ育てるんだけど、
シングルシードは塊がない最初から1個1個の
牡蠣をカゴに適量に入れて育てる訳なの。
そうする事の方が牡蠣が綺麗に美味しく作れんじゃね?
となって、今や全国に広まり養殖してるって訳。

もっとザクっとザックリ分かりやすく行くかい?

イメージとしては、ブドウのふさ🍇を
思い浮かべて欲しい。

カルチ式は
このブドウのフサごと育てて、
ある程度大きくなったらフサから1粒1粒取って
カゴに入れてまた育てる。
(マルえもん、弁天牡蠣)

シングルシードは
あえてフサは作らず、最初から1粒1粒を作って
カゴに入れてで育てる。
(カキえもん)

どう?イメージどう?
多分、世界一分かりやすい説明な気がする。


そんな感じで、シングルシード(厚岸でカキえもん)
は美味しい牡蠣作りには現代では必須だけど、
弁天も美味しいし、マルえもんも美味しい。
それぞれの好みで分かれる。
ウイスキーやワインもそうでしょ?

厚岸の環境と生産者、時季。
そして、これらが織りなすタイミング。
これらの事をワインのテノワールにちなんで、
牡蠣の場合はメロワールって言うんだけど、
そうやってやっと美味しい牡蠣が出来るのよ。

厚岸メロワールに関しては、2020年に
厚岸に関わり深い大学の先生が文献を出してるんだけど
それはまた別の機会に。

話それたけど、シングルシード方式はあくまでも
手段って事だね。
牡蠣を更に美味しくするための養殖手段。


その手段、方式を用いて作られた牡蠣が

厚岸では「カキえもん」って言うんだけど、

春になって美味しくなって来たから、

まだ食べていない方にご紹介しておくよ。


今シーズンも夏までには終わっちゃうから、

急がないとね。