「島立ち」
鹿児島県甑島(こしきじま)には高校がないため中学三年生たちは、生まれ育った島を離れ進学します。
それを甑島では「島立ち」と呼び、子どもたちを送り出します。
「島立ち」という焼酎
これはとても味わい深い焼酎なんです。
そして、とても貴重なものなんです。
「島立ち」の説明は、ボトルの裏の文でご紹介します。
里中学校三年生が育てたサツマイモを使用
遥か南方からの黒潮に美しく洗われる甑島は、
鹿児島県薩摩半島から40キロの東シナ海に位置します。
その玄関口里町の里中学校では、
三年生になると恒例のサツマイモの植え付けを行います。
江戸期以来の武家屋敷群に初夏の訪れを告げる
鹿の子百合が咲くころ、グングン伸びはじめるサツマイモの蔓。
イモをおいしくするのは子供たちの丹精と島の気候風土。
炎天下の草取りで汗した手に、
やがてずっしりとゆたかな実りの秋を迎えます。
卒業後、甑島には高校がないため三年生たちは島を離れ進学します。
それを甑島では「島立ち」と呼び、子どもたちを送り出します。
巣立つ子どもたちの思い出を封じ込めたサツマイモを使用して、
手塩にかけた焼酎----。
薫り立つ一杯には、ふるさとへの思いが息づいています。
生産者(卒業生)の名前も書かれています。
2007年は18人
2008年は10人
今年の卒業生は、13人
3年生の人数が減って、この焼酎が作れなくなったら残念です。
親元を離れていく子供たちの心境、子供を見送る親の心境・・・を考えながら飲むこの「島立ち」は、ジ~ンと胸に熱く沁みます。
涙なくして飲めないから、いつだって、ちょっぴりしょっぱいお酒になるんです。
希望に満ちた前途に 「乾杯!!」
・・・そんな焼酎だから、大事に大事にいただきます。
ありがとうございます。
鹿児島県甑島(こしきじま)って?
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