判明から70日目
 
リンパが怪しい 肝臓イタイ その他は特に変わらずの状態です
 
癌とわかり、書物を片付けている時に出てきた1冊ですが、おそらく30年ぐらい前に買った松下幸之助さんの本
 
 
ぱらぱらとめくっていると 病とつきあう というページがありましたのでそこを読むと、
 
病気は、恐れて遠ざけいれば、あとから追いかけてくる。病気と仲良く親しんで、積極的に近づいていけば、向こうから逃げていく。
 
と書かれていて、どうやら幸之助さんも若い時に重い病気になったらしく、医者にこのままでは死んでしまうかもしれないと言われたので、病気になったのも自分に与えられた運命で、これをきっかけにしっかりと養生をすることを心掛けたらしいです。
 
するとそれ以上悪くならなかったらしく、不思議なことに進行が止まったらしいです
 
〝病気になるのも運命ならば仕方がない 甘んじて受けよう〟
 
と腹を据えたことが、良かったのではないかという気がしますと書かれています。
 
運命ならば、逆らうことは辞めて修練の場だというように積極的に病気と向き合い仲良くしていこう。病にかかったからと言って、それが必ずしも人を不幸にするとは限りません、病にかかったことにより 人の気持ちというものをよりよく知ることができる事ができるようになって、幸せな気持ちになったという話もありますし、健康を過信して不幸になったという話もあります
 
だから 病になったときに大切なのは、不幸だ 悲しい!といたずらに心を乱すのではなく、修練の場があたえられたと病に対して感謝するぐらいのおおらかな気持ちで積極的に病と仲良く付き合っていくことで これが病を治す近道ではなかろうかとも書かれていました。
 
結構、今でも色々な本で同じような類の事を言われていますが、30年前から変わらずなんですね
 
でも、おそらくこの30年ほどの間に1回開けたかどうかの本を今更ながらのタイミングで偶然見つけるのも ある意味 運命なのでしょう。
 
がん発見初期に気持ちが前向きに考えれた文字面でしたので、ここで書かせていただいております
 
あの高須クリニック社長のガンに対する発言もすごくポジティブに発信されているのがごもっともと感じますし、瀬戸内寂聴さんもとある番組で 簡単には死なないのよ と言われていた言葉もずっしり響きますし、死ぬかもより 簡単に死なないかも・・・の方が強く感じておりますが、気持ちって勝手なモノでして、如何に情緒不安定なのかと思います