AKKAの川上あすかです。
今年は夏休みにミュンヘン、パリ、ウィーンと行ってきました。
主人が転勤でミュンヘン単身赴任になったので、初めて娘たちと訪ねてきました。
その足でパリとウィーンにも旅行してきました。
完全にプライベート旅行で、どこも初めて行く場所なのでいわゆる王道の観光スポットを周ってきましたが、こちらのブログでは”色”の視点で見たもの・感じたものを旅行記とともにシェアさせていただきたいと思います。
ーーー
今回は2泊3日で過ごしたウィーンについて。
前職の同期のお友達が駐在でウィーンにいるということもあり、
距離的にもミュンヘンから電車で行ける距離だということもあり、
電車の旅にチャレンジしました。
(ここは余談ですが・・・)
そしていきなり外国での電車の旅の洗礼を受けました〜。
予約もとても複雑で主人が悲鳴をあげていたのですが
(しかも簡単に変更やキャンセルもできない)、
なんと今回は出発前日に突然一方的に行きの電車の分だけの「キャンセル」の連絡が。
代わりにどうしたらいいのかが何も記載がなく・・・
急遽ミュンヘン中央駅へ直接行ってローカル線での乗り継ぎを教えてもらってなんとか無事行けたという経緯でした。
しかも乗った電車も途中で2時間止まったり・・・
日本の電車運行は本当に素晴らしいんだな〜ということと、何かトラブルがあったときは待っていないで自分で問い合わせなどのアクションを起こすことが大事だと痛感しました。
電車の車内はとても快適でしたよ!
ウィーンの街中を走るトラムと路線バス。
やはり赤は誘目性が高い色で目立ちますね!
ウィーンの街並の色は、やっぱりYellowish!
そして、ミュンヘンほど色がついていないけど、ほんのりピンク、ほんのり黄色など、
ほんのり色がついている程度なので統一感を感じる街でした。
建物の高さ、窓の配置、建物前面の凸凹があまりないので、とことん統一感。
治安もよく、街も綺麗で、すっきりとした印象でした。
ウィーンといえばオペラ座。(ウィーン国立歌劇場)
昼の顔と夜の顔。
どちらの顔も美しい。
年月、歴史を感じさせる昼の外壁の色と、
荘厳な存在感を感じさせる夜のオペラ座。
建物の内部も圧巻でした。
深い赤、くすんだ金色、円形で囲む客席、ライト、天井の美しさ、どれをとっても気高い。
ミュンヘンでもパリでもウィーンでも、歴史のある建物や宮殿、お城などは天井も完全に主役級で、天井の装飾に包まれる空気感が本当に圧巻でした。
手の届かないところに描かれている絵画と装飾だからこその存在感なのでしょう。
この日はウィーン・モーツァルト・オーケストラの演奏会が開かれ、演奏者たちがみんなモーツァルトに扮したかのような衣装とカツラで演出していて、曲も知っている曲も多く、大変楽しめました。
ウィーンといえば、スワロフスキー。
あまり上手に写真が撮れなかったのですが、
ディスプレイの場所によってテーマカラーがガツンと。
もちろんスワロフスキーのクリスタルの輝きは存在感あるのですが、周りを彩るテーマカラーが什器もデコレーションもとことんその色一色を使っているのが印象に残るディスプレイでした。
ここもどうしても行ってみたかったところ。
オーストリアの文化遺産ともなっているフンデルトヴァッサーハウス。
芸術家・画家・環境活動家・建築家のフンデルト・ヴァッサーとがデザインした集合住宅。
実際住んでいる人がいるので中を見ることができないのですが、
外から見るだけでも圧巻。
「自然には直線がない」ということで、デザインがほとんど曲線でできている。カラフルだけど少し朽ちていて、植物に囲まれていて、ウィーンのガウディと言われたりするのも分かりますね。
大阪の舞洲ゴミ処理場のデザインも彼のデザインです。行ってみたい!
子供達が体調崩し、あまりたくさん動けませんでしたが、ウィーンも満喫できました!
ほとんど旅行記になってしまいましたが、ヨーロッパの街並みが美しいと思う理由が色から少し紐解けた気がしました。
Yellowishの石造りの建物。
くすみの穏やかさ、経年を感じさせ、温かみと荘厳、フォルムの統一感と、道路の色との統一感。
街全体での統一感と深みが私たちの心をうっとりさせるのでしょう。
美術館もたくさん訪れることができましたが、まだまだもっと行きたいところがたくさん。
次回はさらにディープな色探しの旅ができるといいなと思いました。