度華年 The Princess Royal 

2024年 40話

YOUKU的特殊販売、追加課金したら早く観られるよ~にまんまとハマって完走したのですが、あー、わたし的には21話で終わってよかったかも・・・( ̄▽ ̄;)

 

というわけで、ここからネタバレしつつの文句だらだらいきます。

まだ観てない方や、批判的な意見は苦手な方にはお勧めしません。(ごめんね)

 

この辺でついていけなくなっていた私

 

一言でいうと、途中からヒロインが苦手になっちゃったんですよね( ;∀;)

裴文宣が物語では受け身で愛をささげ続け、苏容卿の陰謀に物語が支配されるという・・・なんじゃこりゃ?でした。

男主2の画面滞在率は霜花の姫のレオ・ローどころではなかった。

 

李蓉って最初に家族を守りたい、政治に正義をもたらしたい、国を平和にしたいとか言っていた・・・ので、裴文宣と李蓉が徐々に本当の愛に目覚めて、力を合わせて、正義や平等のために悪徳貴族や悪徳側室などをバッタバッタとなぎ倒し・・・過去を乗り越えて・・・っていうのを期待していたんですよね~

 

ふたを開けてみれば

疑われないように偽装離婚をしよう!と言い出したり、日和見貴族を買収してとか、都合が悪い相手には毒を盛ってとか、邪魔な奴は暗殺して、嘘をでっちあげて罠にはめてとか、エゲツナイ。そういうダーティーな権力乱用ヒロインの姿が観たいわけじゃなくてですね、、、、( ̄▽ ̄;)

 

何かあるたびに

前世でも今生でも力が欲しい!だって力がなくちゃなにもできない。

他人をコントロールしたいけど、わたしは誰にもコントロールされたくない。

皇族に生まれたから他人は信用できないけれど、わたしは信用されたい。

 

そしてなにより

わたしの正義は絶対!正義を貫くためには、敵認定した相手は殺そうが罠にはめようが毒を盛ろうが構わない(敵さんの論理とか家族愛は認めてない)し、途中で意見を翻してもOK!なぜなら私が絶対だから!!!!というのが透けて見える。

 

 

というわけで後半になるほど権謀術数というよりは、自分の思い通りの世界にしなくちゃ私は不幸!耐えられない!みたいなノリになってきて・・・。自分の都合に合わせてコロコロ態度を変えるし、家族が相手でも罠にはめようとするし、あれだけ尽くされても裴文宣の愛をやっぱり信じられないと言ってみたり、自分がつらいからって友達につらくあたったり、弟を泣かせたり・・・ろくなもんじゃない・・・。

 

そしてコレ、主役って苏容卿?ってくらい裴文宣を放置して、彼が狂っていく様を丁寧に描いている。

もうね、証拠隠滅のために国の施設を燃やした時点で重罪人ですよ?普通は一族全員即刻死刑でしょ?

この罪はひとりで背負っていくとかお兄ちゃんに言ってたけれど、無理でしょ?なんで一人で済むと思うわけ?

最後は自分の父親に毒を盛って動けなくしたうえで、側室と共謀して皇帝を殺そうとした上に勝手にハンコ押して公文書捏造だよ。

 

そんな人間に対してヒロインが最後までやり直して!としつこくしつこく絡み続ける。

その間、裴文宣は画面からフェードアウトして外で待ってる。←画面にいない。

これだけ罪を重ねても殺さずにやり直しさせようとするのは愛ではなくて、なんなの?

あれだけ正義!平和!って言ってたのに、苏容卿がやったことなら同情して罪を消すつもりだった?

幼馴染を救いたいって理由だけでは動機づけが弱いよね・・・

 

告知はこういう写真だけれど、実際は裴文宣が迎えに来る一瞬しか登場しないで、それまではずっと苏容卿が語ってる

 

前世では裴文宣を信じないで殺す命令を出しておいて、今生で真実がわかったら、今度は弟君を裏切ろうとしたり・・・いやいやちょっと待て。あんた妊娠しているのに崖から落ちてほかの男とくるくる回って、まったくお腹の心配もしないで、濡れた衣服のまま洞窟で二人きり・・・色々突っ込みどころあるけれど、前世であんたを殺した男が言うことをまた疑わずに全部信じるってどういうこと?

 

裴文宣って夫じゃなくて都合のいい駒として使いやすいってだけで、李蓉が本当に助けたかったのは苏容卿だったのでは?と思うくらい大事にしすぎでしょ( ̄▽ ̄;)

 

 

最終話なんて苏容卿の告白シーンがメインコンテンツ。

いや、あなたの話とかどうでもいいんですよ、って!早送りしたし。苦笑

 

そして結局、父親と娘は似たもの親子でした、という。

 

言いたいことはわかるのよ、愛がすべてに勝るっていいたいんでしょ?

信じるべき愛を信じず、自分に都合の良い言葉を言う相手を信じて自らを滅ぼす・・・・。

その結果が皇帝の最期であり、前世のヒロインですよ、って言いたいのね。わかるよ~。

 

心配していたこの二人も笑顔でフィニッシュ

 

全体的にはどこから見てもハッピーエンド!なんですが、ずっと応援していた裴文宣は毎回チラッとしか出てこないし、出てきても「あなたは私の夫で子供の父親なんだから隠れていて!」って追いやられたり、君のためなら何でもするよ~とか言って、手下扱いされてニコニコしてるのもなんか・・・

 

苏容卿が最初はキーとして注目していたり、可哀相かな?と同情したりしていたのに、どんどん罪を重ねて悪人になればなるほど画面滞在率が爆上がり、で、わたしの字幕解読気力がどんどん下がり。透明感のあるイケメン🌟と思っていたのに、君脇役なのになに出張ってるの?とイラッ。しまいには皇帝のバカ度アップで政治のあれこれもど~でもよくなりました。ご都合主義すぎて物語が破綻してないか・・・・。

 

最後まで闇落ちしそうな空気感を出していた弟君も笑顔でゴール🌟

 

というわけで残念無念なハッピーエンドと言うのもあるんだな~と思う。

というか、前世で悲惨だったという李蓉って、結局、裴文宣が自分を愛していないと勘違いしてただけで、明確に浮気されていたわけでもないのに、自分は17年?も自分の家に苏容卿を住まわせて触らせたりしていたわけよね?それで苏容卿がつらいなら裴文宣と離婚してもいいわ・・・とか言ってたわけでしょ・・・なにそれ・・・

 

愛していた女を手に入れたけれど、本当に彼女でいいの?と聞きたい

 

 

なんかその後、双子を生みました、みたいなボーナス(追加課金)がアップされるみたいだけれど、どうでもいいです・・・・。

 

大唐流流も途中まったくシュー・カイ君が出てこなくて、え?男性の中では主役じゃないの???ってなったんですが、それを彷彿させる。とにかくね、予告もポスターもジャン・リンホー君なのに動画が始まると彼がほとんど画面にいないという・・・ほかの役者を売るためにネームバリューだけ使いたかったんかい!と首をひねりたくなる作品でした。

 

個人的には

李川と泰真真のカップルがフレッシュで好きでした。

 

さて気分を変えていこう!次はなにを観ようかな?

権力が~とか陰謀が~とかじゃなくて、仲間を力を合わせて冒険する的な楽しいのがいいな~🌟