保育参観で見た息子のセツナイ顔が
まだ焼きついて離れない真顔


そんな中

またセツナイ出来事がおきた




現在4歳4ヶ月

息子はまだひらがなが読めない


私はまだ覚えさせる気はなく

いつか興味を持った時に覚えればいいとしか

思ってない


モンテッソーリ教育の息子の保育園では

お仕事と呼ばれる活動の中に

ひらがなのお仕事もある


息子のクラスは兄弟姉妹がいる子が多く

4人兄弟の末っ子デス!

みたいな子だらけ


クラスに掲示されてる作品に

自分の名前を50音のハンコで

「た」「ろ」「う」

みたいに自分で押してる子も多くて

もう自分の名前がわかるんだな〜

月齢が高い子達はすごいな〜

兄弟児はなんでも早いな〜

とは思ってた



私も昔

モンテをやってる保育園に勤めたことがある

その園独特のものだったのか

モンテの教えなのかわからないが

出来ないお仕事はやってはいけない

というルールがあった


例えば

ひらがながまだわからないのに

ひらがなのお仕事はやってはいけない


ハサミが持てないのに

ハサミのお仕事はやってはいけない


のように。


私は保育者としてそれが嫌いだった

やりたい気持ちがあるのに

あなたできないでしょ?

ってさせてもらえない理不尽な理由

子どものヤル気を損なうでしかない


できなくてもやってみたい


そこを伸ばすのが

保育者の役割なんじゃないの?


できないなんて納得いかない!!

なんとしてもできるようになってやるー!!

みたいなタイプの子は

火がついてそこからの伸びは早いかもしれない


ただ

息子みたいなタイプは

どんどんやる気が急降下するのみダウン




まぁ、現状を考えれば

以上児は30名近くを1人担任

(今は25人にようやく減った…はず?)

補助の先生もいる(園もある)とはいえ

ひとりの子につきっきりで

教える時間なんてないのはわかる。無理だ


だから

自分ができることをやりなさい

なのも理解はできなくはない


そもそも

やりたいことを自ら選んでやる

のがモンテなのに

やりたいことをやらせてもらえない

やらせてあげられない

ことに私は個人的にモヤモヤしていた


別にモンテ自体を否定はしない

息子もお仕事の中で

ハサミとかお箸とか結ぶ練習とか

家では教えていないことを

たくさんできるようになって

それはほんとに感謝している




息子の保育園探しの時

息子が通うことになった園を見学したら

ちょうど子ども達がモンテの時間だった

保育室をのぞくと


鉛筆の持ち方上手に出来てないのに

鉛筆を使ったお仕事をしてる子がいたり


ハサミも全然線の上を切れてないのに

ハサミのお仕事をしてる子がいたり


雑巾全然絞れてないのに

雑巾(窓拭き)のお仕事をしてる子がいたり


先生はわかっててそのままさせているのか

気づいていないのか

目が届いていないのか

はわからないが

できないからしてはいけない

という方針ではなさそうだった

子ども達ものびのびと

自分のやりたいことを挑戦していた


できてなくても

やらせてもらえるんだ


ここならモンテもありだな

と私はその時思った



モンテは好きではないけど(個人的に)

ゆるめのモンテの園なら(言い方!)

自由保育の園ではやらないような

いろんなことに挑戦もできるし

1日のほとんどをここで過ごすわけだから

いろんな経験をさせてもらえるのはありがたい


私は、園長の

いろんなことにチャレンジして

好きなことや得意なことが

何か1つでも見つかれば

それでいい

この理念に惚れて

ここに入園を決めた





あれから4年



先日

初めて

ひらがなのお仕事を持ち帰ってきた

ひきこヒヨコ(かわいい笑)


これ自分でやったの?!

すごーーい!!


と私と旦那からめちゃくちゃ褒められて

息子も嬉しそうにしていた翌朝

きょうもひらがなのおしごとする!

とそれはそれは張り切って登園した


だが

その日はお仕事(書いたり作ったりしたもの)

を持ち帰っては来ず

今日はひらがなしなかったの?

と尋ねても「・・・」と無言の息子


まぁやりたいものの気が変わったのかな?

と思っていた


その翌朝

登園準備をしていたら

ポツリと

せんせいが○くん(息子)にはむりだから

コレ(ひらがな)しないで!

ほかのおしごとにして!っていったんだ…


とすごく切なそうに話し始めた


モンテあるあるではある


ひらがなが全くわからない息子には

確かに難しすぎることもわかる


ほんとにそういう風に言われたのかは

わからない


ただ

もしほんとにそう言われたのだとしたら

酷すぎる

可哀想すぎる


同じダメでも言い方あるだろうに




私も旦那も

そっか…先生がダメって言ったのか…

やりたかったよね…


と息子に共感してあげることしかできなかった


なぜ一夜明けての突然の報告だったのかは

わからない

保育園に行く=ダメと言われたと思い出した

のかもしれない



やりたかった



と反ベソかく息子


ギューっと抱きしめ


うんうん、やりたかったね

ダメって言われて悲しかったね


(切なすぎて母ウルウル)


よし!

それじゃママがひらがなのお仕事作ってやる!

今日帰ってきたらひらがなのお仕事しよう!


と言うと


ほんと?

ママがつくるの?

やったー!


と元気になった



ほっダッシュ



とりあえず

凹んだ気分を引きずることなく

普通に登園した息子


朝の送りの時は

各保育室にそれぞれ荷物を置きに行き

集まりの部屋まで子どもを連れて行く

なので

息子のクラスは朝は部屋には誰もいない

(日頃から親が部屋に入ることは可能なので)

ひらがなのお仕事のところをちょいと物色


ふむふむ

なるほど

こういうふうにやるのか…



昔モンテしたことはあるが

あまり記憶にない私(笑)



やり方はわかった



ひらがなのハンコがいるな


さっそくAmazonでポチッ


仕事が終わってお迎えに行くと


ママ!おうちにかえったら

ひらがなのおしごとする??

ママがつくる?


ちゃんとしっかり覚えていた

そのくらいやりたかったんだもんね


もちろん!!

帰ってやろう!!



息子と3文字の言葉を考え書いていく


絵は(私は下手なので)旦那が書き


ハンコはまだ届いてないので

とりあえず今日は

必要な文字を書いて切ったものを貼り付ける

ことにした


見本(左)を見ながら

枠(右)に文字を埋めていく(貼っていく)


こんなかんじで


たったこれだけだけど

すごーーーく時間はかかった


でもすごくワクワク楽しそうだった


めちゃくちゃ集中していた




息子が通う園は

倍率超高い人気園

(私は人気だから入れたかったのではなく

あくまで園長の考え方に共感して入れた)


いろんなことを早くさせたい

早くできるようになってほしい


と願う人達にはすごく魅力的な園で


なんでも協力します!

家でも頑張ります!


と意欲的な保護者向けなんだなと確信した












そうか


私が園選びを間違ったのか


ごめん、息子






ひらがなのハンコ程度なら

家でも工夫すればどうにかさせてあげられる

ハンコを買えばさせてあげられる


でも

年中年長はこれからさらに

やることいっぱいあるだろうし

正直全部は準備してあげられないし

手伝ってもあげられない


家でそこまでしなきゃいけない理由は

わからないけど

家で特訓しなければさせてもらえない現状


箸にしてもそう



これまで園での出来事を

言わなかった&知らなかっただけで

つらい思いを

たくさんさせていたのかもしれない



ごめん、息子




男の子

ひとりっ子

1月生まれ

マイペース



そうか

この園を選ぶべきじゃなかったんだ


ごめん、息子












(ここで一旦終了ですが

そのうち続き書きます)








めちゃくちゃリアルタイムで

おっさんのブログに

同じような悩みとその答えが書いてあった


そうか!

私の感覚は間違ってなかった!!


おっさんありがとう!




おっさんのブログは

考え方がすごく勉強になる



まさに!!すぎるし

これこれ!!すぎるし

そういう考え方良き!すぎるし




私も悩み相談してみたい(笑)




(勝手に拝借してすみません)