先日 遠藤友則さんの講演会に行ってきました。
遠藤さんは
エスパルスのトレーナーを経て
当時 エスパルスにいた マッサーロ選手との繋がりで
ACミランへ
そこで18年も長い間 ACミランでのトレーナーを勤めてきました。
講演では
イタリア生活
一流選手や監督のお話
トレーナーとしてのお話
サッカーのお話
家族のお話
などなど
様々な事を
お話してくれました。
多くの一流の選手 監督と接してきた遠藤さんが
一流選手の特長について述べてくれました
★好きなことに情熱をもって取り組む
★誰にも負けない特技をもっている
★イメージを大切にする!
★教えてもらう事 覚える事など重要とは思っていない
★自分で考える 自分で造る
そして こんな事も
日本では子供に対して
出来ない事に対して出来るよに努力をさせる教育をします。
イタリアでは子供に対して
出来ない事 嫌なことはやらなくてよい
ただ、自分が好きな事に関しては24時間 情熱をもって取り組ませる!
そんな 教育だそうです。
どちらも 子どもに自信をつけさせるという事に関しては
正解ですから、
素直に面白いな~っと感じました。
日本の教育は 日本の社会に出た時に
できる事が 多い方(人)が 重宝されますし、
将来に対しての選択肢も広がります。
しかし、世界に出ていくには
大きな武器を持っている事がやはり大事になります。
親としては この辺りすごく悩みますね (^▽^;)
そして
一流の選手とともに
一流の監督を見てきた遠藤さん
監督にも それぞれ特徴があるようで
どんな時もロナウジーニョを使い続けた (レオナルド)
→芯があり突き通す!決めたらブレずに結果に向かって進む
常に褒める事しかしない(インザーキ)
→長所を出させるために常に褒める
全く動じない理論派(シードルフ)
それぞれの監督にそれぞれの哲学があり
その哲学は各々 チームがどんな状況でも揺らがなかったそうです。
その哲学と プラスα 監督として選手をまとめるために大切な もの
それは
「人としての魅力」
それが一番あったのが
ピルロをトップ下から
ボランチのポジションに変えて 才能を開花させた
アンチェロッティ監督だったそうです。
↓↓↓↓↓
チーム作りのポリシーは「まず選手ありき」。
チームが持っている選手の能力を最大限に引き出すことを目的としてシステムや戦術を構築するべきであり、監督自身の理想や戦術思想は二の次だという考え方だ。
「いくら素晴らしい戦術思想を持っていても、それをピッチ上で実現できる戦力が揃っていなければ形にはならない。例えば、チームの中で最も質の高い、中心になるべき選手の資質やキャラクターによっても、システムや戦術は大きく変わり得る。その選手を活かすことが結果を出すために最良の道であれば、その選手に合わせた戦い方を選ぶのが監督としての正しい選択だ」(『カルロ・アンチェロッティのS級カルチョ講座』より)。
アンチェロッティが選手やスタッフとの対話をきわめて重視する監督であるという点にある。
自分の考えや構想を一方的に押し付けるのは彼のやり方ではない。チーム全体とも、ひとりひとりの選手とも労を惜しまず対話を繰り返し、お互いに納得した上で同じ考えを共有できるところまで突き詰めていく。
(2012年8月18日/初出:『ワールドサッカーダイジェスト』)
そんな 相手を思う 監督だったそうです。
この 相手を思う気持ち
僕は 日本人が持っている長所であり素質だと思います。
つまり一流の国民性をもっている民族だと思うのです。
そして そんな 日本人が
今後より世界で活躍するには
遠藤さんもおっしゃっていましたが
自分を知り(得意な事 不得意な事 好きな事 嫌いな事 などなど)
→自分自身の価値観を持ち
自分で決める決断力という勇気を持ち
→自分自身で決める責任をもつ
そんな 教育を家庭や学校で取り組んでいく事が
これから大切だなと
後日
講演の内容を ノートにまとめながら
しみじみと 感じました。