あなたはエディット.ピアフを知っていますか? | アキグミ

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秋吉久美子オフィシャルブログ

暮れにかけて何だか面白くなって来ました。 


シャンソン歌手兼孤高の芸術家.(友達は多いとの こと)聖児セミョーノフさんより、熱いオファーがあ り、独特の音楽劇、ピアフとコクトーへのオマ

ージュ『あ なたはエディット.ピアフを知っていますか?』

に出演することになりました。

ピアフの役ではありません。 

ピアフへのオマージュとのことで、映像、モノ ローグ、山海塾の舞踏、そして、ピアノ、ドラムス、 バイオリン、お芝居、そして、もちろん セミョーノフさんがシャンソンを歌います。な んと私もピアフの『バラ色の人生』を歌う、独 特の音楽劇となります。(シャンソン.ミュージカル??) 


生まれて初めて、シャンソンが立体化して来ました。 今まで、私の声はシャンソンに向いている、と か言われて、そうなのかなぁ、、くらいに思っていました。 シャンソンというのは口ずさむもの。

ちょっとステキ、そして感傷的、或いは感情的、という理解でした。

が、音楽劇の中でシャンソンを歌うことをお引き受けして、シャンソンを見つめてみると、これがまた血肉を伴う民族の勇気と愛、セクシャリズムとして目の前に立体化してくる。

スペインにフラメンコ、アイルランドにリバーダンス、アメリカにカントリーソング、韓国にパンソリ!のように土着的な息遣い、熱気を伴う魂そのものなのか、、と。


まあ、語るは易し。

『バラ色の人生』は第二次世界大戦の最中、ナチス占領下で歌われた愛の歌です。

あの状況で、この歌、ですよ。

強い。勇気がある。エディット.ピアフ。

私も12月に向けて熱がこもります。

強さと勇気と愛に痺れてます。