歌舞伎、カッコ良すぎる | アキグミ

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秋吉久美子オフィシャルブログ



十三代目 市川団十郎白猿襲名披露

十二月大歌舞伎

八代目市川新之助初舞台

を観劇いたしましてございまする。


市川ぼたんちゃん演ずる「団十郎娘」

小さい女の子が、荒くれ男共をあしらい、

布晒しを用いて新体操のリボンのように

波打たせながら、踊り舞う姿。

こう言っちゃなんだけど、オリンピック新体操のルーマニア選手を凌ぐ身体能力の素晴らしさに目を見張った。

そのうち、ぼたんちゃんが、在りし日の

フランソワーズにも見えてきて、

フランソワーズ頑張れ、フランソワーズカッコいいと、幻を見た気持ちだった。




そして

「助六由縁江戸桜」助六ゆかりの江戸桜。

成田屋!

十八番の内!

私の大好きな演目でございまする。


喧嘩三昧のストリートの不良少年.助六(団十郎)の恋人.は松の位の太夫、揚巻(玉三郎)ですよ!

いや揚巻の間夫(マブ)が助六か?

間夫って呼び方、カッコいいよね。

にしても、団十郎と玉三郎の黄金カップル。これは見逃せない!素晴らしい配役です。


フランスの小説デュマの「椿姫」と被るところもあり、ニューヨークのミュージカル、ウェストサイド.ストーリーを彷彿とさせる感じでもある。

豪華絢爛な吉原を舞台にくり広げられる

伊達男と美女、そして悪役オヤジ、や田舎侍、うどん屋、粋な通人、目を見張る展開、また展開。でございますれば、お囃子、

三味線、出囃子に包まれ煽られる。

これはハマります。

白猿の咆哮、玉さまの女の極み、重ね重ね、ずずいーっと、堪能いたしまして、胸がキュンと致しましてございまする。

満足、大満足にございますれば、

誠におめでたく新年を迎えられるによって、ザ.歌舞伎のみな皆さま、隅から隅まで、ありがとうごさいました。