映画を観て語る会 | アキグミ

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秋吉久美子オフィシャルブログ

昨夜の「映画を観て語る会」30人以上の盛会でした。

大雨の中、メディア、映画制作者、政界、の有志が集まり、順番にお題の映画について語る。熱く語る。

こんな真剣な会はありません。

そして忖度がない、しかも訳がわかってる大人たちなので、常に笑いが絶えず、気持ちの良い会なのです。

今回の、お題は、「親愛なる同士たちへ」

アンドレイ.コンチャロフスキー監督によるソビエト下の社会派映画です。

会に参加するためには、

必ずお題の映画を観なければならず、私もこりゃいいな、と久しぶりにロシア映画を観ました。半分くらい席が埋まっていた。やっぱり、タイムリー、ソビエトの仕組み知りたいと思う人は多いのだなぁ。


フルシチョフ時代、政府の経営がうまく行ってなくて食料は足りず、物価は上がり、その中、工場の給料が三分の一!!に減らされるところから、労働者のデモが起きます。

(スターリン時代7000万人の人が粛清を受けたと言われてます。

なので、スターリン時代は、そのせいで人数減ってるから、なんとか食料は行き渡った?のかも?それにしても無惨な話だ

。)

そこに、軍は脅すつもりで空砲撃つつもりが、軍のふりして、KGBが発泡。

デモ隊の中から多数の死傷者が出ます。

怪我をした人も、そのまま、口封じのためにどこかへ連れて行かれます。

恐ろしいことです。

その後、政府は事件の隠匿にかかり、戒厳令が発生。外に漏らさないよう、町は封鎖されます。

実際に会った話です。


王政が疲弊し、

ロシア人は農奴から解放され、

マルクスレーニン主義による、

市民の平等を目指した共産主義を掲げ、

共産党の理念のもとに、理想的な国家になるはずだった。


、社会主義国家となったソビエト、なんたることか、実は社会主義独裁政権です。

新自由主義経済の下、格差を生む民主主義だけが正しいとは言わない。こちらも大問題。


それにしてもだ、、。

それにしても、なんとかならないのだろうか、、。


中立平和主義の私は、重い辛いため息をつくばかりです。