梅雨なんだか、なんなんだか?
いや、雨が降らないのが不満なわけじゃないんだけど、雨の粒子が細かくなって、かろうじて雨じゃない、毎日は鬱蒼とする。
去年のサンダル、あまりに履き心地が良いので、そればかり履きすぎて、
つま先がボロボロになったのを張り替えに持っていった。
お馴染みの「靴、鞄の修理屋さん」いつもランダムにクラッシックを流している。
今日はショパンのノクターンだった。
おセンチな気分で修繕の話をするのは、中々に良いものだ。
生活がドラマになっている、今この時を靴屋さんと分かちあっていると実感した。
音楽あると生活が豊かになる。
昼間の詩吟の練習は、ちょっと苦手な演目で苦しんだけど、最後、「木戸孝允」の「偶成」に辿り着いて、
気分か高揚した。
吉田松陰の門弟、江戸、明治に渡り、激動の時代を生きて、日本の基礎を築いた人。
人は1人という単位では測れない。
時代の意志の中の粒子という部分もある。
彼は、名も無き人々が日本の礎として命を投げ出した、
と詩吟っている。
彼は日本を作った三傑の一人として名を留めたが、
そうでは無い人々のことを、常に忘れてはいない。
知性、情熱、人間力に長けた先人の詩を、朗々と吟じつつ(え、誰が?テヘペロっ!)、実際に生きていた木戸孝允に思いを馳せる時間を過ごして、スッキリした。
気が付けば、声が枯れている。
先生に言わせれば、練習不足、、。(テヘペロ、、。)ちょっときまりが悪かった。