中村哲医師の「天、共にあり」読み終わった。
後半、多くのページが砂漠に人工河(用水路)を通し、間、間に、堤を作る、灌漑作業の列挙に費やされている。
観念や、美辞麗句、机上の空論、を良しとしない、
一途な生き方が、この灌漑工事の実際化に全て現れている。何かを実現するための、全ての真実が、
この記録にまざまざと現れている。
この本から学ぶ事は多い。
いくつになっても学べるし、学びたい。
学ぶためには痛みも必要だ。
自分に何が足りないか、自覚しなければならないからだ。
認めなければならないからだ。
ありとあらゆるものを被り、
それでも間違いない方向に進む難しさを、
超えて行くエネルギーの人。
英雄願望として、
中村医師を尊敬するのではなく、
我を振り返り、謙虚に学ぶための礎にしたい人と、
思う。
勢いで読んだが、
もう一度 じっくりと読みたい本だ。