父の友人 | アキグミ

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秋吉久美子オフィシャルブログ

父の大親友が昨年、フランソワーズ  よりほんの2日早く亡くなった。
100箇日の記念の大納言のお菓子が送られて来た。
享年 97歳。大往生か、。父より20年長く生きたのだった。
亡くなる半年前まで事務所に出向き、帳簿のチェックを日課としていたとか、、。

先祖は、水戸天狗党の落武者で、福島はいわきの海岸線に住み着いたらしい。
その由縁は、長男から長男に秘密裡に引き継がれてきたのだとか、、

おじさんは漁師の網元の家系のはずが、詩を好み、小説を書き、父とそれらについて弾んで話をするのが好きだった。今考えると、そういうことなのだったか、、。信心深く、毎年四国巡礼をしていた。
恩義に厚く、礼儀正しい人だった。

父の人生で素晴らしかったことは、
素晴らしい友がいたということだと思う。
正直 私はたいして素晴らしい娘ではないし、
素晴らしい娘になるつもりもなかった。

人生で素晴らしいことは、良い友を持つこと。
父の人生はそれだけでも幸せだったと思う。

大納言 甘きに満ちて 束の間の
幸届きしか 古き友より




ちょっと言葉遣い自信ないけど、こんな感じかな。