見事だギレリスのCD聴きながら、12月分の詩の選考をしている。ピアノの響きに文字が流れる。曲なのか、詩なのか、わからなくなる。それにしてもだ。今まで、最後の1行が惜しい。いや この最後の段落いっそ無くても良いのではないか、と、残念だった詩が結構あって、歯痒い思いもあったのだが、今回は、見事に美しく刈り込まれていて、腑に落ちている。見事だ。真夜中に達成感を感じて、束の間、至福の時だ。