東北の誇る詩人 日本現代詩人の会の元理事長
秋亜綺羅(あきあきら)さんの主催する
詩集 「月刊 ココア共和国」に、
いがらしみきお賞 秋吉久美子賞を新たに作り、
応募を募りたいとの要請を受けた。
インドのタクシードライバーは、詩を諳んじることができるそうな、、
さてはて日本の文化状況は、衰退の一路をのたりのたりと辿っているような印象を感じる。
言葉のつもりの雑音が煩くて、心の中のスイッチをマナーモードに切り替え、文化的小康状態をなんとか保っている人は少なくないはずだ。
自分の言葉を持ち、然り!と手を叩く人生は、
詩の中にこそある
忖度のない真実の輝きこそ詩なのだから。
てなわけで、各高校に配ったりするフライヤーは、書に決めた。
李白の五言律詩
「秋登宣城謝眺北楼」
の中の一行、
「誰念北樓上」
北楼の上に立ち、誰をか念(おも)わん
とした。
孤高の孤独?
孤独の孤高?
書いていると何故か、「北」という字と力一杯向き合ってしまう。
北の意味が正面切って押し寄せてくる。
誰という字は、決してクセがあってはならない。
と、自戒する。
高校生がこの書をフライヤーとして、意味を受け止めてくれるのかどうか?
もう、いいんじゃないか、、とも思う。
これで行こう、これで。
「誰」をか念わん。
求む 「詩」を生きる人。