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秋吉久美子オフィシャルブログ

お昼は さんま焼こうかな?と思いつつ、
朝から和束町(わずかちょう)の資料を読んで確認している。

和束町といえば、知る人は知る、知らない人は全く知らない、京都府南部、奈良県の北に位置する
山間の町。

その地形ゆえ、広く知られることはほとんどなかった神秘の場所。800年に渡り宇治茶茶を生産してきた歴史ある町なのです。




大学院の地方創生のフィールドワークで、一学生として訪れた思い出があるのだが、
今回、京都の陶器のイメージを和束のお茶に託す、、という、要請を受けて、協力しています。

和束の水を表すラピスラズリの深い青の湯冷まし、土を表す濃い金の宝瓶(まあ、急須みたいなもの) .そして収穫の金色をあしらった細く深い湯呑み(トロトロの宇治茶を覗き込む)の3点セット。

コンセプトは、和束の自然と、大陸を経て和束で育まれたお茶の追憶。

ひなびた日本の限界集落が、
遥か遠い大陸の王朝史に組み込まれるという大ロマンはいかがなものかと、、起草してみた。

縦軸ではなく、
クロス ヴァリュー クリエイションという、
横軸の交わりによって、価値を生み出す最近の流れがある。

私も参加して、そのことにより、日本のどこにでもある里山や町が、誇りで輝き、価値を認識して、日本が充実していくことのお役に立てればと思う。

これぞ 大学院で学んだこと、、。
これぞ 能師 野村四郎先生が身をもって示されていること なのだと思う。