いやあ、戦争って酷いな、、って、
グサグサ心に突き刺さって来る、、
野坂昭如さん作、黒田征太郎さん画の
戦争童話集。
「小さい潜水艦に恋をした
でかすぎるクジラの話」
はっきり言って、1話5分で読める話が、
辛くて辛くて、1日1話読むがやっと。
小さな愛らしい平和を、大きな戦争が破壊する痛みは、ニュースでは伝えきれない。
ニュースは情報であったり、高みの見物であったりするから。
童話はこころに、まともに入ってくる。
数十年前に、野坂さんにお会いした折、サングラスかけて、「君、サッカーやりなさい」と言った。変なおじさんと思った。
サッカーチームに入ってると言ってた。
苦しみの経験を身体に刻み、表現者であり続けた野坂さんに、今、再び会った気がする。