無欲の作品 | ~気の向くままに~

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昔、まだポートレートを女性ポートレートを始めて1年足らずで某野武士軍団が集まる写真講座に出てしまった。

先生にはブックを抱えていつも質問していて講座への参加を勧められたからである。

モデル1人にカメラマン多数。
モデルは3名いたが、撮るモデルは決めていた。
しかもRZとRBで参加したので機動力ゼロ。

チャンスとみて割り入って撮ったのを覚えている。

前評価では1位候補となった。(期限ギリギリで写真屋に出したが、サイズを間違え3位に後退)

欲なく出したもので作品意図もなく、フィルターワークと焼き付け時にあれこれは言ったが作品はピンぼけ、必ず落とすと言われていたアップを提示。※あまのじゃくかな?

「君は変わった写真を撮るね~」と選者の先生に言われたのを覚えている。

ピンぼけがイメージだとは知らなかった頃の話。あの頃は自分が天然ボケとは気づいていなかった。→あまり関係ない。

※あのポジが見つからない…


無欲って難しいです。
意識していないから無欲なんですがね~
テキトーがなかなか良い結果をもたらすのが面白いです。

何も考えずに押したシャッターが予想外の結果を出すから、構図以外は考えない方が良いのかも知れないです。

テストで撮影や、ついでで撮影したものが採用になると本チャンはなんだったのか?となるわけ。
やっぱり山下清さんみたいになりたいですね。

彼は何の欲もなく、感じたものを素直に表現している。

職業カメラマンとなり、撮影自体が“作業化”してきて、本当の自分の目、感じる心がどこにいってしまったのか?

テクニックもさることながら感性とのさじ加減のバランスが難しいですね。
我々は「品物」として撮影し、クライアントさんの要求にどれだけ応えられるか?どれだけアイデアを出せるかですから。
僕自身としては山下清さんみたいに自分の心に素直な作品を残していきたいですね。