先日、
とあるご縁で参加させていただいたワークショップにて
この本が紹介されていました。
【妻が願った最期の「七日間」／宮本英司】
2018年1月19日に「がん」で他界した宮本容子さん(享年70歳)が残した一編の詩「七日間」。
夫である宮本英司さんによって
とある新聞の読者欄に寄稿され話題になった詩で、
もし、神様が七日間の元気な時間をくれたなら、
やってみたいことが綴られています。
手作りの料理や裁縫、お片づけ、ドライブ、家族の誕生会、女子会、そして夫との静かな時間・・・。
実際には、
突然の入院となり、
奥様はすぐ帰宅するつもりで
身の回りのことは片付けられないまま、
帰宅することなく旅立たれたのだそう・・・。
病院の駐車場で見た今日の空。
そのワークショップでは、
宮本さんの奥様の詩を例に、
「あなたなら、
最期の七日間を
どんな風に過ごしたいですか？」
というテーマで考える時間がありました。
一週間・・・。
あれもしたい、これもしたい・・・！
となるでしょうか。
それとも、
最期の時を
静かに待つのかな・・・。
全く考えたことがなかったテーマだけに、
「明日が世界の終わり。
最期の晩餐、何食べたい？」
よりもっと難しく感じました😓
（ちなみに、
私の最期の晩餐は、
炊きたての新米のあきたこまち！
と思ってる
）
この８月という一ヶ月間は、
私にとって
「えー！！！
一体何をしていたのやら・・・？？？」
と言いたくなるほど、
あっという間に過ぎ去ってしまった・・・。
なのに、
七日間・・・。
厳選 オブ 厳選
じゃないと、
とてもじゃないけど収まりきらなそう・・・
ところがですよ。
実際に書いてみると、
私の七日間は非常にシンプルでした・・・。
想像以上に
詰め込みたいことがない・・・。
（けど、
３日目で
「炊きたての新米ご飯を食べたい」
とは書いていたｗ）
生み育ててくれた両親に感謝の言葉を・・・。
あ、けど、
天国に行けたらもうすぐ会えるのかな？とか。
住まいと車の後仕舞いをしよう、とか。
（エンディング・ノートを書いているせいかｗ）
娘には、
「自分のあり方次第で
人生はどうにでもなるよ」
と伝えたいな、とか。
もっと、
食欲まみれになるかと思ったら、
新米オンリーでした（笑）。
物欲は、
最期の七日間には
必要なかったみたいで、
一つもなかった。
そして、
自分のヘアスタイル・メイク・服装には、
自分の好みのものにしていよう、
と書いていた。
・・・とまあ、
こんな感じで、
悩みながら書いてみたら、
意外とシンプルな
自分の本音が
そこにはあったような気がします。
あなたなら、
最後の七日間、
どんな風に過ごしますか？
大切な人と
語り合ってみると、
そこにはまた、
その方の想いが
垣間見えるのかもしれません
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後藤明代